412話 ページ49
レイ・ルクらの顔は左右の頬が縦に割れ、目にはバイザーがかかり、そして声にはリバーブがかかっていた。
まさにアンドロイドそのものだ。
A｢......本当に人間じゃなかったとは。｣
レイ・ルク｢ミッションに従い、この戦闘においてお前たちを排除する。｣
またギアをあげたパーフェクトカスケイド。
力の差が大きすぎて対等に戦わせてもくれない。
A(どうしよう、力の差が大きすぎる......！！)
西園｢ミキシトランス、劉備。｣
この旅で手に入れた新しい力でも対抗をするが......。
『シュートコマンド20 -双飛遊星弾-』
それでも力及ばず、あっという間に追加点を許してしまい、0-2と点差が開いてしまった。
影山｢Aさん、どうしましょう｣
A｢分かっている、どうにかしないといけない事は！！｣
ここまで指示を出しても相手選手に遅れを感じるのは初めてだ。
もっと選手たちへ早く指示を出し、もっと早く動かさなければ......！！
この0-2へと切り替わったタイミングで前半終了の笛がフィールドに鳴り響き、試合の行方は後半戦へと託された。
霧野｢A大丈夫か｣
A｢うん、ごめんね全然指揮が思い通りにいかなくて。｣
もっと......もっとギアをあげなければ
フィールド全体を見ながら頭を使うんだ。
それが私のプレースタイルだから。
A(はぁ......頭が痛い。)
天馬｢俺にはチームのキャプテンは向いていない。
リーダーの素質がないんです。｣
各々休憩をしている中、ベンチに天馬の声が静寂を切り裂いた。
アーサー王｢ならばリーダーの素質とはなんだ。｣
天馬｢キャプテンをやる上で必要な素質です。｣
前半戦が終わって早々、アーサー王が迷いを露わにする天馬を呼び出し、話を聞いていたようだ。
アーサー王｢ではキャプテンとは｣
天馬｢みんなを引っ張って勝利へ導く為の存在です。｣
天馬の言う事は決して間違っていない。
だけど違うよ。
そう口を開きたかったがアーサー王がそれを止めた。
アーサー王｢ならば仲間の声を聞け。
答えはフィールドにある。｣
後半戦開始の時間が近づき、再び天馬へ声をかけようとAが手を伸ばした時。
倉間｢悪い、俺が言葉足らずだったな｣
その腕を掴んだのは倉間だった。
倉間｢お前は目の前の事に集中してくれ。
それは俺には出来ないことだからな｣
そう言うと倉間はAの代わりに天馬へと声をかけに行ってしまった。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
