411話 ページ48
A｢これは想像以上だ｣
得点板は0-1と切り替わる。
あっという間に先制点を奪われ、試合開始から数分後の出来事であった。
確かに相手は人間離れのスピードとパワーを持ち合わせており、機械的な動きを行う。
だがただの機械では無い。
A｢確かにロボットのようだけどただ操られている訳じゃない。
まるで自身で信号を出している人工知能のついたロボットだ......。｣
かなり厳しいが司令塔として私が何とかしなければいけない。
動揺や焦りを何とか隠し、頭の中で一人集中しているとこちらを呼びかける声が聞こえた。
天馬｢あの......。｣
Aは凄く驚いたような表情を見せた。
周りをよく見ている天馬であれば、こんなタイミングでいつも声なんてかけてこないのに。
天馬｢......本当にキャプテンは俺でいいんですか｣
この一言は自身のポジションへと戻ろうとしていた他の選手にも耳に届いた。
A｢それは.....どういう意味の言葉？｣
天馬｢そのままの意味です。
俺なんかより、リーダーはA先輩の方が相応しいんです。｣
Aは眉をひそめ、思わず大きな溜息がでる。
天馬｢今はAさんが先頭に立ってまとめてもらった方が1番チームの力を引き出せるはずです。｣
錦｢おい、天馬！！こんな時に何を言い出すぜよ｣
こんな時だからこそ。
そう天馬は悲痛な声で叫んだ。
A｢......司令塔とキャプテンは違う。｣
天馬｢違います、そういうことを言いたいんじゃ｣
そんなやり取りの中、天馬の言葉を遮ったのは倉間だった。
倉間｢......俺はお前にリーダーなんて求めてないぜ。
確かにリーダーならAの方が向いてるしな｣
なんて直球な言葉を投げつけるんだ。
レイ・ルク｢仲間割れか｣
A｢ｯ......早く皆ポジションに戻って！！｣
このまま試合を止め、ペナルティが発生しても文句が言えない。
不穏な空気の中、Aの言葉に渋々解散していく一同。
A｢天馬、どう思おうがこのチームのキャプテンは君だよ。
前にも言った通り、天馬なりのやり方でいいんだ。｣
試合は雷門ボールにて再開。
だが相手チームの様子がどこかおかしいのにAは気がついた。
A(一度ボールを下げてペースを整えよう)
そう最初の蹴りだしを行う剣城へと指示を送った矢先の事だった。
｢ﾓｰﾄﾞﾁｪﾝｼﾞ...... ﾊｲﾊﾟｰﾀﾞｲﾌﾞﾓｰﾄﾞ｣
なんと相手選手が全員、顔を変形させ始めたのだ。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
