408話 ページ45
黄名子｢二人ともやめるやんね！！｣
目の前の戦いは激しさを増す一方。
何もできないもどかしさが続く。
しかしこの均衡した戦いは長く続かなかった。
アーサー王｢何を言っても届かぬか......残念だ。｣
アーサー王の握るエクスカリバーの輝きが増し、渾身の一撃をマスタードラゴンへと切り込んだ。
A(あ......目の曇りが消えていく。)
マスタードラゴンは突撃した勢いのまま、地面へと落下。
そしてそのまま近くの泉へと落下し、大きな水しぶきと共に姿が見えなくなってしまった。
黄名子「マスタードラゴン！！」
黄名子の悲痛な叫びと同時に泉へと自由に動ける者たちが駆け寄るが、どんどんと遠ざかっていく影に言葉が出ない。
天馬「......許せない、お前の目的はなんだ！！」
そんな中、真っ先に怒りを露わにしたのは天馬だった。
「......知りたいか」
今までただ見ていただけの黒騎士が初めて一歩前へと踏み出し、そしてその身に着けている甲冑へと手をかけた。
霧野「お前ｯ！！」
雨宮｢パーフェクト・カスケイドのレイ・ルク！？｣
話にだけは聞いていた。
ザナークの次に現れたエルドラドからの刺客であり、とても人間とは思えないプレイをすると。
A｢......サッカーバトルだね｣
レイ・ルク｢あぁ、我々は対戦を要求する。｣
この戦線布告に気合が入る一同、しかしその前に重大な問題点があった。
A｢その前に......人質2人を開放してくれないかな｣
私たちは少数精鋭でのタイムジャンプを行っているため、選手が12人しかいない。
2人の人質を解放してもらわなけれは10人と試合ができる状況ではないのだ。
A｢まさか、10人で戦う私たちを負かして勝った気になるズルいやつではないよね？｣
レイ・ルク「いいだろう」
無事にこちらの要求が通り、安心するのも束の間。
黄名子「え？」
実際に開放されたのは黄名子ただ1人だった。
神童｢おい、どういうつもりだ｣
レイ・ルク「試合はこれでもできるはずだ。」
......何を馬鹿な事を言っているんだ？
黄名子もチームに重要な選手に違いないが、神童はもっとチームの核ともいえる司令塔だ。
神童不在のチーム力は格段に落ちてしまう事は間違いないのに
A｢そんなにこちらの戦力を削りたいわけ？｣
レイ・ルク「我々には人質が必要。この試合に負けたら解放する。」
無茶苦茶な要求にAはただ唖然とするばかりだった。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
