406話 ページ43
流石は新雲で元々キャプテンを担っていただけはあり、たった一言で仲間を立ち上がらせる方法を熟知している。
A｢そうだよ、辛いのはみんな同じ。
目の前の目的の為にみんなで乗り越えなくちゃ｣
そんな2人の鼓舞に次々と立ち上がる一同。
目に力を取り戻し、それぞれに疲労を抱えながらも更に奥へと進んでいく。
A｢さっきは大丈夫だった？
足を踏み外して天馬が助けてたけど｣
葵｢はい、足も捻ったりしませんでしたから｣
｢｢うわぁ！？！？！？｣｣
移動が大変そうな葵ちゃんの横につきながら後方で歩いていた時、前方より悲鳴とも捉えられる叫び声が響き渡った。
狩屋｢へ、蛇！？！？｣
どうやら行く手を毒蛇の群れに遮られ、前へと進めなくなってしまったようだ。
狩屋｢ひ、ひぃ！？｣
ジリジリと距離を詰めてくる蛇の群れ。
どうしよう、腰にある剣を使って威嚇すれば退いてくれるだろうか。
Aは前線へと進みつつ、腰に手をかけて迷っていた時
霧野｢ワンダバ、ボールを倉間へ渡してくれ！！｣
倉間｢......なるほどな｣
倉間『サイドワインダー！！』
倉間はワンダバからボールを受け取り、蛇の群れへとボールを蹴りこんだ。
蛇には蛇をぶつける......って事だろうか？
倉間の必殺シュートに群れは怯んでいるのか、真ん中に一直線の道を作り出した。
神童｢今のうちに通り抜けるんだ！｣
それぞれ恐れながらも通り抜けていき。
天馬｢か、狩屋......一緒に行こう......！！｣
蛇が苦手と1番足がすくんでいた狩屋と共に天馬が最後に通過し、全員が無事に通り抜けることに成功した。
その後も炎が行く手を阻んだり、迷ったら最後と言われる洞窟を抜けていき。
A｢神童、黄名子！！｣
大きな泉のある開けた場所へとたどり着いた。
天馬｢俺、黄名子の元へ行きます｣
それぞれ鳥籠のような檻に囚われており、その近くではマスタードラゴンが監視しているようだが、目を閉じ眠りについているようだった。
天馬とAはマスタードラゴンを起こさないよう、慎重に近づき錠前へと手をかけた。
A｢......鍵はどこにあるのか知ってる？｣
神童｢いや、分からない。恐らく黒騎士が持ってると思う。｣
錠前には鍵穴がついており、マスタードラゴンにバレず穏便に済ませることは難しそうだ。
A｢天馬、同時にボールを蹴りこもう。｣
必殺シュートを打ち込めばきっと助け出すことはできるだろう。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
