400話 ページ37
フェイ｢実際に君のキャプテン姿は初めて見たけど、普段からキャプテンとしてまとめ上げているような連帯感を感じるよ。｣
同じ選手が揃っているとは思えない、天馬や神童君とはまた違うチームの色が出来上がっている。
A｢そういってくれるなんて、とても嬉しいな｣
この会話の間にもAの指示は止まらず、試合はめまぐるしく展開していった。
一瞬の隙も見逃さないAの指示が実を結び、1点の先制点を奪取した円卓の騎士団。
しかし天馬の持ち前のスピード、そして発想力が光る指示ですぐさま1点を取り返す。
アーサー王｢そこまで！！｣
しかしこれからだと言う場面でアーサー王は大きな声で試合を止めた。
A｢アーサー王、試合はまだ途中です。
なぜお止めになられたのですか？｣
アーサー王｢あぁ、分かっている。
だが結果は既に見えた。｣
その一言で試練を受けていた天馬とフェイの表情が曇る。
アーサー王｢君たちの実力しかと受け止めた......合格だ！！｣
その一言で安堵と共に崩れ落ちる天馬。
A｢大丈夫？｣
天馬｢はい、ありがとうございます。｣
差し出された手を掴み立ち上がる天馬。
やはり物語の重要な役割としてかなりのプレッシャーを抱えていたようだ。
天馬｢やっぱり凄いですねA先輩は。｣
久々に前に出てチームを率いるA。
その姿はホーリーロード決勝戦で見た逞しい姿を思い出させ、周りは絶対的信頼を置いている。
とても......とても眩しかった。
天馬｢やっぱり神童先輩や太陽、A先輩はキャプテンとしての素質が輝きますね｣
A｢何言ってるの、天馬だって立派なキャプテンをやってるでしょ？
私達とは違う、天馬だけの輝きがね。｣
しかしそれにしても1試合を終えてないとはいえ、体調はかなり良い。
特にセーブしてなかったはずだけど、今日は調子がいいのかもしれない。
Aは水分補給の為、ベンチへと足を踏み出したその時。
太陽｢......何か地響きのような揺れを感じませんか？｣
ベンチに座って休憩をしていた太陽がそんな声を上げた。
Aは歩いていた足を止め、足元に集中する。
太陽の言う通り、地響きが......。
いや、大きくなっている。
Aはもはや反射のレベルで走り出していた。
この後の物語の展開。
それは闇に堕ちたマスタードラゴンの登場だ。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
