398話 ページ35
黄名子｢Aさん......今回は試合出るやんね？｣
試合に向けて準備を行っていたところ、黄名子は突如Aへ声をかけてきた。
狩屋｢何言ってるんだよ、今回A先輩は騎士団を率いるリーダーだぞ。
そりゃキャプテンとして出るに決まっているだろ？｣
A｢え、キャプテンやるの！？
......でもそれはともかく、アーサー王から直々に試合に出場するように言われてしまったからスタメンの予定だよ？｣
何故か黄名子の表情からAの出場には前向きではないようだ。
A｢何か問題があるの？｣
文字だけだと攻撃性を持つ言葉だけに、Aは可能な限り優しく問いかけた。
黄名子｢いや！......そういう訳じゃないんだけど｣
今までこんなこと無かったのに、なぜ急に私の出場に否定的になったのだろう。
黄名子はもじもじと話しており、そんな様子に首を傾げていたら神童がAの肩を叩いた。
神童｢はい、キャプテンマーク｣
A｢え、本気でキャプテンやるの？｣
全くキャプテンを担う気は無かったA。
結局何やかんやと周りに押し切られて受け取ってしまった。
ホーリーロード決勝戦ぶりの赤いキャプテンマークによる腕の締め付けは、やはり慣れる事は無さそう。
同時にこのマークを身につけ続けた神童と天馬に尊敬しかない。
A｢うーん......前は勢いで何とかなったけど、元々上に立つ事を得意としないからさ。
精一杯の事はするけどフォローお願いね？｣
天馬｢A先輩がキャプテンマークを！？｣
フェイ｢そういえば彼女は過去にもキャプテンとして前に立ったことがあったんだよね｣
対する相手の天馬たちは準備を終えたようで、キャプテンマークをぎこちなく身につけるAに驚いている様子だった。
フェイ｢ともかくこの試合はAさん達も全力でぶつかってくると思う。
そうでなければあのアーサー王に見抜かれてしまうからね。｣
天馬｢物語の進行の為にも必ず勝って認めてもらわなくちゃ......。｣
アーサー王｢これより入団テストを開始する！！！｣
アーサー王の響き渡る声に選手はそれぞれコートへと足を踏み入れていく。
黄名子｢Aさん！！｣
A｢......ねぇ、さっきからどうしたの？｣
再びAを引き止める黄名子。
はっきりと言わない様子に思わず感情が態度に少し現れてしまう。
相変わらず言葉を詰まらせていたが、意を決した彼女が放った言葉は驚く内容だった。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
