392話 ページ29
南沢｢お前大丈夫なのか......？｣
時間は無限にあるわけではない。
ひっきりなしに続けられた練習に休憩はあまりなく、Aの体調は倒れる程ではないが思わず座り込むところまで落ちていた。
南沢｢お前が体力切れになるとは珍しいな｣
A｢......ほんと、情けないですよ｣
他のメンバーは自宅が少し離れているため、早々に身支度を整えて帰宅していった。
A｢南沢先輩も帰れば良かったのに｣
南沢｢お前はバカか、座り込んでいる後輩を置いて帰れるかよ
俺は女子に優しい先輩なんだからな｣
今まで先輩に女子扱いされた事あったっけ......？
南沢｢俺の家からそこまで離れていなかったよな
家まで送るから帰るぞ｣
座りこむAに手を差し伸べる南沢。
A｢そこまで気を使わなくて大丈夫ですよ。
むしろ前にも言ったように嫌われていると思っていたので、凄く調子が狂います。｣
雷門に在籍中もあまり多くは話を交えなかった2人。
それを埋めるかのように帰宅中は色々な話で盛り上がり、最後までついて来てくれた南沢へ御礼を伝えてその日は解散となった。
南沢『定期的に連絡を取り合ってやっているから、次からは声をかけるようにする。』
嬉しいことに今日あの場にいたメンバーの全員と会話ができ、一部の人と連絡先を交換するまで交流を深めることができた。
人脈は自身の人生をより発展させる武器となり得るもの。
帰宅後、自宅で一息ついていた頃。
Aは机で音を放つ携帯が目に飛び込んできた。
ディスプレイを確認すると『神童拓人』の文字が映し出されている。
A｢電話......ってことは帰ってきたんだ｣
Aは携帯を開き通話ボタンを押す。
神童｢いきなりすまない、今戻ってきたんだ。｣
A｢お疲れ様、どうだった今回の旅は。｣
神童は通話開始早々に今回の旅で起きた収穫や困難といった出来事を話してくれた。
A｢そっか、坂本龍馬は錦と。
沖田総司は剣城とミキシマックスしたんだね。｣
神童｢あぁ......それと急遽次のタイムジャンプも決定して恐竜がまだ生息していた時代にも行ってきたんだ。｣
そこではフェイがより強い恐竜、ビッグと言う名のティラノとミキシマックスを行い、そして新たな仲間のトーブがミキシマックスを身につけ着いてきたという。
A｢そっか......。｣
私がいない間に新たに4人のミキシマックス習得者が増え、大介さんが求める選手はあと3人となった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
