386話 ページ23
一度目を真っ赤にさせて一人バスに戻るAを見ていたフェイ。
それ以降も度々見せていたAの体調の不調について、実はフェイも気がついてはいた。
フェイ｢僕は君に謝らないといけないんだ....。
僕は今のチームに君が必要不可欠だと思い、君の体調については見過ごしていた。｣
思いがけない謝罪にAは思わず反応に困ってしまう。
A｢体調管理が出来なかった自分に落ち度があるんだよ。
だから謝らないで？｣
フェイ｢うん....君ならそう言ってくれるとは思っていたよ。｣
悲しそうに微笑む彼の笑顔。
そうだ、この戦いの始まりでもあり中心の彼には伝えなければいけない事がある。
A｢あのね....大変申し訳ないんだけど。
....しばらくタイムジャンプメンバーからは辞退しようと思っているんだ。｣
フェイ｢え？｣
そんなに体調が優れないのかい？
フェイはそうAに問いかけた。
A｢とりあえず病院を受診してから先のことは決めようと思う。
......それとみんなには何も言わずにチームを離れてしまい、辛い思いをさせてしまった前科があるからちゃんと説明する。｣
これはただのエネルギー回復だよとフェイに笑いかけた。
そろそろ多くの生徒が登校してくる時間だろう。
ここの生徒ではないフェイが朝早くから彷徨っていれば先生から目をつけられてしまいかねない。
それを分かっているフェイはAとの会話を切り上げ、裏の通りからバスが停まっているであろう影へと戻って行った。
そこからは怒涛の一日だった。
真面目なAは関係者へ今朝のフェイと同様に謝罪、そして一時離脱の話をして回った。
確かに心配をする声は多く貰ったが、Aがおくる日頃の不規則な生活をよく知っている者が多数の為、離脱に関しては激しく同意をする意見で溢れていた。
A｢ごめんね、いつも肝心なところで迷惑をかけちゃう｣
霧野｢気にするな、俺達こそ改めてお前に頼りっきりだった事を反省しなきゃだな。｣
本来なら一番最初に話さなければいけないのだが、タイミングが悪く、神童と霧野の2人には一番最後の報告となってしまった。
神童｢体調はまだ良くないんだよな？｣
A｢....ううん、日常生活では本当は何ともないの。
ただ少し気になるところがあるから念の為検査をしてもらう予定なだけだよ。｣
過度に心配する神童に少し困った顔をするA。
少しでも安心させるように言葉を選んで説明をしていた。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
