385話 ページ22
真綾｢.....目が覚めたな｣
A｢あれ、お姉ちゃん｣
突然力が抜けたように意識を失ったのを覚えている。
みんなは今どこに？
お姉ちゃんがいるということは現世に戻ってきてるんだ。
真綾｢タイムジャンプ先で倒れたらしい。
音無さんから連絡をもらって迎えに来た。｣
A｢そっか.....忙しいのに迷惑かけてごめんね｣
バスの座席で寝かせられていたAはゆっくりと起き上がり外を確認すると誰1人仲間は居ないようだった。
真綾｢.....帰れるか？｣
A｢うん、大丈夫｣
Aはふらつくこと無く、しっかりとした足取りで真綾と共に雷門中を後にした。
真綾｢前から体調が良くなかったのか？｣
どのような説明を受けたのか分からないが、突然倒れたのだ。
当たり前の質問だろう。
.....怒られるのかな。
A｢多分疲れていたんだと思う.....。
だけど今回のタイムジャンプが終わったら一度病院に行く予定だったよ。｣
真綾はAの荷物を持ちながら、そっかと呟いた。
真綾｢.....ついて行こうか？｣
A｢いや、大丈夫。
とりあえず目が痛いから眼科に行くつもり｣
ちゃんと報告する
Aは真綾にそう約束した。
翌日、みんなに謝罪をしなければという責任からAは早めに家を出ていた。
特に誰とも約束をしていたわけではないが、校門から下駄箱までの通路がよく見えるベンチへ腰をかけることにした。
昨夜は少しでもゆっくりと休めるように真綾が配慮してくれたおかげで、夕飯や入浴はかなり早く済まし、睡眠もしっかり取れた。
Aは少し冷たい空気を勢い良く吸い込み、空を見上げた。
朝練の為に少し前までは早くに登校し、こんな静かな学校で練習していたのが少し懐かしい。
それもサッカー禁止令が出てからは思う存分に出来なくなってしまったのだが.....。
｢おはようAさん。｣
突然背後から声をかけられるA。
登校した生徒なら目の前の通路を歩いてくるはず。
思いがけないところから声をかけられたことにより、反射で肩をビクリと揺らしてしまった。
フェイ｢ごめん、驚かせてしまったみたいだね。｣
A｢おはよう、まさか今日1番にフェイと会えるとは思わなかったよ｣
静かに隣に腰をかけるフェイに対して、Aは昨日の件に対して真っ先に謝罪をした。
A｢突然で驚かせてしまったし、迷惑もかけちゃったよね。
本当にごめん。｣
フェイ｢いや、元気そうで何よりだよ。｣
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
