383話 ページ20
西園｢できたミキシマックス！！！｣
劉備｢大丈夫、お前とワシならどんな相手でも勝てる！！｣
そんな士気が上がる雷門を前にザナークは鼻で笑っていた。
自分にはまだ到底及ばないと.....過信しているようだった。
ザナーク『デザスターブレイク！！！』
ザナークドメインのボールで試合再開するも、一直線にザナークへボールが渡り、先程の強力なシュートが西園めがけて放たれた。
神童｢FW上がれ！！｣
カウンターを狙う神童の指示が飛び交う。
誰もが西園のセーブを信じているのだ。
西園｢大丈夫、もう怖くない！！！｣
西園の小さな体はボールと一緒に大きな砂煙に身を包む。
砂埃が晴れた先にはしっかりとボールを包み込む西園の姿がそこにあった。
ザナーク｢なんだと！？｣
西園｢みんな反撃だ！！A先輩！！！｣
綺麗な弧を描きながら、Aの足元へ西園からのパスが収まる。
ザナーク｢調子に乗るな！！！｣
しかしザナークは前線から持ち前の脚力でAに追いつき、もの凄い剣幕でAの前に立ちはだかった。
ザナークは自身の実力を過信しすぎた。
その結果、見下していた相手に敗れ、完全に頭へ血が昇っている。
A(こういう相手は全く怖くない！！！)
簡単にザナークの横を抜き去るA。
ザナーク｢.....ｯ！？｣
しかし抜き去る直前、Aには今まで感じた事のない、不思議な感覚に思わずザナークの姿を目で追ってしまった。
神童｢Aこっちだ！！｣
A｢ｯ.....神童！！｣
完璧なパスを繰り出すA。
しかしAの足はそこで止まった。
A｢.....君、何をやろうとした？｣
Aは後ろを振り向き、ドリブルで抜いたザナークへ声をかけた。
別にラフプレーをされそうになったわけではない、むしろ敵意が無くなった。
それでも何か今までの相手とは違う『嫌なオーラ』を感じた気がしたのだ。
ザナーク｢......俺様にも｣
その時Aの背後から鳴り響く大きな笛が耳に突き刺さった。
どうやらこのチャンスを手繰り寄せ、同点ゴールを雨宮がもぎ取ったようだ。
負の流れは完全に断ち切られ、勝利の兆しが雷門へと照らされる。
しかし試合終了の時は目前に迫っていた。
ザナーク｢な......何だこれは！？｣
A｢えっ！？！？｣
突如として鳴り響くザナークの雄叫びと背後からの覇気。
Aは突然の事態に振り向くが衝撃的な光景が目に飛び込んできたのだった。
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ゆーり(プロフ) - 夜市さん» コメントありがとうございます！！本当に更新頻度爆下がりとなり申し訳ないです(汗)この後1話分残して、あすまた更新出来るように頑張るので気長に待っていただけると嬉しいです......！！！ (2023年1月3日 23時) (
レス) id: 250c2a8e78 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - いつも見ています＼(^o^)／続きが気になります。 (2023年1月2日 23時) (レス) @page12 id: 62e5bc4b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり | 作者ホームページ：https://twitter.com/yuri__1098
作成日時：2022年9月19日 0時
