Non genre

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海羽｢ぱぱ？｣

壱馬｢…みぃのママはな、すごく優しくて、綺麗な人だった。誰よりも負けず嫌いで頑固なくせに、なにか嫌なことは全部自分1人で解決して、誰にも頼らず生きようとする、そんな人だった。何事にも一生懸命でみぃの世話も完璧にしてくれて、、
そんなママが、パパは大好きだった。｣

海羽｢そぉなの？ままはいまどこにいるの？｣


それは、…


壱馬｢みぃの、ママは、、…出ていったんだよ。
パパのせいで、家から出ていったんだ。
みぃがまだ生まれたばっかりの時だった。｣

海羽｢…？？ ぱぱ、なんでないてるの？｣


壱馬｢え、？…｣



みぃに言われて初めて気がついた。


自分の頬を触ると、指が濡れた。



そういえば、もうずっと泣いてないなぁ。


最後に泣いたのは確か、、まだ北人がいた時。


北人がいなくなった時も、俺は何故か涙が出なかった。



だけどいつだって考えるのはほくのことで、、

失ってからその存在の大きさに気がついた。





もう絶対北人を悲しませない。


幸せにする、、だから、




なぁほく、帰ってきてや、、…








(終)

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