Non genre (ページ21)

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先生｢りっくんは昨日のこと何か覚えてる？
例えば～、何かを見たとか、食べた、とか。｣

陸｢んー。｣ﾌﾙﾌﾙ

先生｢そっかー。じゃあもうひとつ！
りっくんは今、何歳なのかな？｣

陸｢…にしゃい。｣

先生｢…そっか、2歳か、。ありがとう。
…じゃあもう帰ってもいいよ～。ありがとうね。

どなたか残っていただいていいですか？｣

一瞬先生の顔つきが変わった気がしたけど、、
気のせいかな。？

てかりっくん2歳だったんだ、、てっきり北ちゃんとかーくんと同い年かと思ってた。

俺、陣さん、まこっちゃん、いっちゃん、力矢さんが残って、あとは外で待ってもらうことにした。

先生｢えぇと、御三方とも記憶を失われているのは確かですね。そしてもうひとつ、。年齢を聞いたのですが、北ちゃんとかーくんは3歳、りっくんは2歳。
これが非常に重要でして、。｣

力矢｢どういうことですか？｣

先生｢本当であればりっくんのほうが年上でなければならないのですが、2人より年下。これはつまり、2人よりかかった負荷が大きいということでして、同時にトレーナーさんは2人よりもりっくんに特にストレスをかけていた、ということが言えると思います。
…りっくんは、よく泣きますか？｣

陣｢はい。…｣

先生｢おそらく怖いんでしょうね。
記憶はなくなっていても他人に対する恐怖心というものを覚えているのだと思います。｣

5人｢…｣

先生｢…北ちゃんとかーくんの場合1～2ヶ月程度で治ると思われますが、りっくんはそれ以上かかると思います。なので共通して言えることは、できるだけ3人を安心させてあげてください、ということです。りっくんは特に注意して見守ることをおすすめします。｣

力矢｢分かりました。｣

先生｢また何かあればお越しください。｣

力矢｢ありがとうございます。｣

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