今日一日 (ページ35)

今日:30 hit、昨日:5 hit、合計:31,388 hit

33. ページ35

.

「前はこういう仕事してたの？」

JS「父が医者でね。まぁ、僕は研修の身だったからそこまで自信はないんだけどね」

コーヒーでも飲む？

なんて言いながら仮設キッチンに立ち、お湯を沸かし始める。

「ありがとう。いただくよ」

HS「俺も。。。」

JS「あ、君。スニョンだったっけ？あとでちゃんと足、見せてね。」

うげっとおかしな声を出したスニョン。

よく見てみると、右足から少し血が出ていた。

こいつよく気づいたな。。。

私はジョシュアにコーヒーを貰い、ジフンが眠っているベッドに腰掛ける。

スヤスヤと眠っているジフンは、本当に子供のような寝顔だった。

サラサラの髪の毛に指を通す。

これが成人男性だなんて、信じられない。

HS「こんなに安心した顔で寝てるジフナ、久々に見たな。」

ジョシュアに治療してもらいながら呟くスニョン。

ジフンはとても強いが、きっと毎日不安なんだろう。

「こんな無愛想なやつだけど、ずっと私達のために見張りとかしてくれてるもんな」

寝る暇を惜しんでまで深夜に見張りをしてくれたり、代わりに荷物を持ってくれたり。

進んで人の為に動いてくれるジフンに、私は感謝しても仕切れない。

HS「ってかA！後で俺も寝るんだから頭撫でてくれよ！！」

「なんじゃそりゃ」

HS「ジフナだけずるい！！」

スニョンが突然訳のわからないことを言い出すのは、いつもと変わらないので放っておく。

「ジフンってまじで赤ちゃんみたい」

JS「フフッ。君たちは本当に仲が良いんだね」

終わったよとジョシュアはスニョンの足にガーゼを貼り、道具を片付け出す。

「ありがとう、ジョシュア。」

JS「ううん。これが僕の仕事だから。」

１つ聞きたいことがあるんだけど。

とジョシュアはコーヒーを一口飲み、話始めた。

JS「"BTS"っていうグループ、知ってる？」

「BTS？」

HS「ん～、聞いたことあるような無いような。。。」

JS「そっか。知らないなら良いんだ」

BTSか。

そう呟いたのは、さっきまで眠っていたジフンだった。

ジフンは体を起こして私の飲みかけのコーヒーを一口飲んだ。

「いつの間に起きてたの」

WZ「今。んで、BTSがどうした？」

JS「その件について、スンチョルから話があると思う。」

ジョシュアがそう言うと、タイミングよくノック音が聞こえた。

.