今日一日 (ページ32)

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スカウトしたい。

とジョンハンがスンチョルに訴える。

私達はジョンハンが何を言っているのかよく分からず、話についていけない。

2人と手を組んだのも、この拠点に無事に帰れるまでという話だった。

「何を言ってるんだ？」

WZ「俺達は群れるつもりはない」

HS「もう行こうよ2人とも」

スニョンの一言をきっかけに、私達は車まで歩きだす。

SC「待ってくれ！」

スンチョルが叫び、私達は言葉通り止まる。

SC「お前達は。。。人を、人間を、殺したことがあるか？」

まぁ、ウルフズを倒したんだから、あるに決まってるよな。
と、少し言葉を濁した様に話しだすスンチョル。

モヤモヤする。

言いたい事があるならはっきり言って欲しい。

「何が言いたい？」

SC「俺達は、"動く死体"を殺せても、"生きている人間"を殺すことができないんだ。」

WZ「だから何だ。」

JH「だから、お前達が必要なんだ。」

その言葉に一番に反応したのは、私達ではなく近くに座っていたウォヌだった。

WN「何だよ、俺達だけじゃ役に立たないってか？」

JN「ウォヌ。。。」

ウォヌはスンチョルの方へ歩き、胸ぐらを掴む。

WN「俺達はあんたの言う事を全て守ってきた！
なのに何故部外者を必要とする！！」

先ほどまで静かに話を聞いていたのに、スンチョルやジョンハンの一言で怒りが爆発している様だった。

WN「俺は人間も殺せる！
あんたらが止めてきたから撃たなかっただけだ！」

SC「無理だ。お前には出来ない。」

スンチョルのその言葉に、ウォヌは唇を噛み悔しそうにする。

SC「できると言うならなぜ、ドユンが噛まれた時撃たなかった？」

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