今日一日 (ページ27)

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高層ビルとはいえ、ウォーカー対策であると思われる10メートルほどの高さの壁で周りを囲んでいた。

その壁に張り付くように群がるウォーカー達。

ジョンハンは建物の陰で止まり、車のクラクションを4回ほど鳴らす。

「合図か？」

JH「そうだ。あの死体がいたままじゃ入れないからな。」

HS「どうやって入んの？」

DK「まぁまぁ、見てて！」

ソクミンに言われるがまま、じっと壁を見る。

すると4人ほど人が出てきて、壁の入り口から遠い場所で物音を立て始めた。

入り口からウォーカーを遠のかせる為だ。

JH「よし、行くぞ」

ウォーカーがはけて行き、入り口が開く。

ジョンハンは入り口から壁の中へと入って行き、車を止めた。

JH「戻ったぞ！」

DK「みんなー！大丈夫だったー？！」

2人が車を降りてすぐに仲間に声をかけ始める。

壁の入り口は閉まり、音を鳴らしていた4人やビルの中から人が出て集まってくる。

？「やっと帰ってきたね。おかえり。怪我はない？」

JH「ああ、大丈夫だ。それよりジュン達は居るか！？」

小顔で整った顔で左目に眼帯をした男が
真っ先にジョンハン達の体を触り、怪我がないか確認する。

この人物が多分医者なのだろう。

ジョンハンが周りを見渡すと、遠くから声が聞こえた。

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