最 高 で 最 悪 2

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SC.side


恋煩い？？

何だそれは。


そう思って恋煩いについて調べてみる。



ある人が恋い募う気持ちのつのったあまりに病気になること。。。






今まで女の子に面識がなかったから、

恋愛なんて一度もしたことがなかった。




そんな俺が、今更恋？？



だめだ、俺はバスケのために学校へ来ているんだ。

女の子にうつつを抜かしている暇なんてない。





そう思いたくても、俺の頭の中にずっといるのはAちゃんだ。



暇さえあれば、

俺はすぐにAちゃんに会いたくなる。



休憩時間になれば教室に遊びに行き、Aちゃんを探す。


いつも声楽部の子やハーフでイケメンな男の子と

楽しそうに話すAちゃん。




やっぱりモヤモヤしてしまう。

Aちゃんはきっと気づいていない。


男子生徒にモテていることを。




Aちゃんのクラスの男子も、

話は掛けずともチラチラとAちゃんを見ている。




いいなぁお前らは。

Aちゃんと同じ教室で一日を過ごせて。



なんて思いながら教室の目の前で眺める。

何やってんだ俺。どうみても不審者だ。




声をかけるか迷っていると、

さっきAちゃんと話していたハーフの子が外に出てきた。



VN「あの。何か用事ありましたか？」



きっと俺がずっと教室の前でウロウロしていたから

誰かに用事があると思ったんだろう。


声をかけてきてくれた。



「いや、その、、、特に用事はないんだけど、、、」


Aちゃんを見にきました。

なんて言ったら即変質者扱いだ。


それにしてもこの子、すごくイケメンだ。



VN「そうですか。」

それだけ行ってどこかへ行こうとするハーフの子に、

とっさに声をかけてしまう。



「あ、あの！あのさ、、

Aちゃんとは、、その、、仲いいのか？」


VN「まぁ、仲いいと思いますよ。ずっと一緒にいますし。」



まあそうだよな。

あれだけ楽しそうに話し合っていたんだから、

仲がいいのは当たり前だろう。


羨ましい。



VN「もしかして、Aに用事が？」


そう言ってA呼んできますよ

なんて言い出して、教室へ入ろうとする。



「あ、いい！！大丈夫！！！」


Aちゃんがこっちを見た気がしたので、

急いでその場から離れた。



Aちゃんに会いたいとは思うが、

いざ話すとなると緊張してしまう。

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