epi 20 ページ20
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廉「け、けっこん……！？」
「ちょ、廉声デカイわ」
女の子は綺麗なうるうるした目で、
私たちを交互に見ている。
『ママがね、パパにぷろぽーず？されたの、ここなんだって！
ぷろぽーずって、ケッコンするってことでしょ？』
こ、この子………
こんなに小さいのにそんなこと知ってるんだ。
そしてその純粋な目が愛らしくて
「えーっと………どうだろうねぇ…結婚……、」
自分で口にすると思ったよりも恥ずかしくて
顔から火が出そう。
『す、すいません。この子ってば………』
廉「ま、まぁでも……な。お前がしたいんやったらしたってもええで？」
何故か腕を組んで、私を見下ろしてそう言った。
何よ突然。
しかも、超上から目線やん。
「調子乗らんとってくれる？」
廉「はぁ〜？」
『す、すいませんほんとに。…じゃあ、私たちはこれで……』
私たちのムードを気にしたのか、
申し訳なさそうにそう言って去っていくお母さん。
「あ。いえ！こちらこそすいません！ありがとうございました」
『おねえちゃん、ばいばーい！』
「ばいばい！元気でな〜！」
姿が見えなくなるまで手を振ってくれる女の子。
………ああ、ほんまに可愛い。
廉「Aって意外と子どもと接するん上手やな」
「………え、そう？」
さっきとは打って変わって、
予想外の褒め言葉にすこし驚く。
廉「俺はあんまりやからな」
「まぁ、たしかにね(笑)
………にしてもやっぱ、子ども欲しいよな？」
廉「は！？な、何言うてるん！」
「え？」
何故か廉の顔が真っ赤になってて。
………あ、子ども欲しいよな？………って。
「べ、別にそういう意味で言うたんちゃうから！」
廉「………あ、………っそ。」
プイッと顔を背けた廉。
その耳はまだ赤くて、それが照れてる証拠やった。
「あ、パレード始まる！行こ！」
夜のパレード始まる、ってことは。
もうすぐ帰らなあかんのやなって。
それは想像以上に寂しくて
見たいような、見たくないような気持ち。
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つむ - 雨音さん初めまして！ツィッターの頃から読ませていただいていて、何度も読み返しました。雨音さんが書く廉くんが大好きです。秘かに自分のブログにお勧め記事を書きました。どうか、廉くんメインで、またお話を書いていただけませんでしょうか。 (2018年4月25日 22時) (
レス) id: 9d0544f12a (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - れおんさん» れおんさーーーん！！！ありがとうございます(>_<)れおんさんには本当に支えられました。ほんとにほんとにほんとに！ありがとうございました！ (2017年3月13日 22時) (レス) id: 6707e6f3bd (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - このちょさん» ありがとうございます(>_<)(>_<) (2017年3月13日 22時) (レス) id: 6707e6f3bd (このIDを非表示/違反報告)
れおん(プロフ) - 雨音さん！！完結おめでとうございます！！！後日ツイッターの方でももう少し気持ちを落ち着かせてから感想を書かせてもらいますね〜あ、1つ言わせてください。私このお話大好きです！！お疲れ様でした！！！ (2017年3月13日 16時) (レス) id: 9992e343e0 (このIDを非表示/違反報告)
このちょ - 雨音さん» いえいえ!!雨音さんのお話大好きなので､これからもキュンキュンするお話楽しみにしています(´∀`) (2017年3月12日 22時) (レス) id: 80878c30b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音
| 作成日時：2017年2月18日 19時
