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「中原幹部……」


仮眠室に寝かせられた幹部は、中々目覚めなかった。
それだけ疲れてたのか、それとも笑いすぎたのかはわからない。
けれどその場にいた私がそばを離れるわけにはいかず、今私は此処で幹部の寝顔を小一時間見つめているのだ。

此処に来るまでだって大変だった。
何があったのか何度も聞かれ、報告書を各所に命じられた。

幹部の自業自得だろこれ!!!!
と、何度も云いたくなったものの、我慢した私は偉い。


「ゴホッ」


背後から聞こえた咳き込む音。
振り返ると、入り口に黒尽くめの青年が立っていた。

ポートマフィアの禍犬___芥川。
指名手配までされているらしい、超大物だ。
何をしに?


「……芥川さん」

「中原幹部は」


口を手で押さえたまま、昏い視線が私をじっと見つめる。
威圧感に声が震えるのを押さえて、


「こちらです」


寝ている幹部を手のひらで示す。


「容体は」

「寝ているだけで、起きたらすぐに動けるそうです」

「寝ている?」

「疲労と心労が祟ったとか……」


まあ確かにマフィア幹部がすやすや仮眠室で寝てたら驚く。
片眉を神経質そうに上げた芥川さんに、私は医師の説明をそのまま教えた。

ふと彼の手元を見ると、書類を持っている。


「それ、幹部に渡す書類ですか?」

「ああ」

「そちらの机に置いておいてください」


幹部のベッドの左には、机が備え付けられていた。
大きめの机の上にはかなりの量の紙の束が積まれている。これは疲労も祟って然るべしだ。

芥川さんは無言で書類を紙の塔に重ねて、今度はじっと食い入るように私を見てきた。
なんなんだ、用は幹部だけじゃないのか。


「あの、何か……?」

「……」


怖すぎる。


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はつめ(プロフ) - 七巳流さん» ありがとうございます✨ 此方の異能力は璃子様がお考えになりました 🙌 ちゅやも喜ぶ異能ですね 笑笑 (2022年8月3日 15時) (レス) id: 7400ab8132 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - だざむは犬嫌いだから、そりゃ最高の異能ですよね (2022年8月3日 12時) (レス) @page4 id: 625ec01e21 (このIDを非表示/違反報告)
はつめ(プロフ) - 白樺の木さん» わわ , ありがとうございます 📛💭 笑笑 面白そうでなによりです 🎶 (2022年8月2日 8時) (レス) @page4 id: 7400ab8132 (このIDを非表示/違反報告)
白樺の木(プロフ) - んぉッブフォッ!ンッ ハー 面白すぎるッ 爆笑だわ ヒーヒー言ってたら家族に怪訝な目で見られた。 ( ⚈̥̥̥̥̥́⌢⚈̥̥̥̥̥̀) (2022年8月1日 22時) (レス) @page4 id: 2c86921cab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はつめ。& 璃子 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年7月25日 17時

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