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6話 ページ7

自分の気持ちに嘘をついてきた。本当はライブなんか開きたくない。みんなにも会いたくない。でも

その気持ちを無理やり反対にしてきた。ずっと、ずっと。あの日から。



『もう、誰も傷付けたくない』



エース「どういう意味だ?」



『…私ね、14歳の時にライブを開いたの…そこで…ある歌を歌った…そしたらさ、一番前にいた

お客さんが、いきなり倒れたの…その人はライブが始まった時から凄い元気だった…でも、私がサビ

を歌った途端に…倒れた…最初は偶然だと思ったの…でも、16歳のライブで、私はまたその歌を歌

った…そしたらまたサビの部分で別のお客さんが3人も倒れた…これは普通じゃないと判断されても

うその歌を歌うことは禁止になった。そしてその日から、私は歌うのが怖くなった』



エース「何かの能力なのか?」



『…悪魔の実を食べたの…オトオトの実・モデル人魚』



エース「そりゃ偶然だな…俺もメラメラの実の能力者だ」



エースは拳を火に変えると、突然私の周りに火の輪を作った。



『な、なに?』



エース「そんなに言うなら、今ここでサビを歌ってみろ」



『っ…無理だよ』



エース「A!俺は絶対に倒れねぇ…悪魔の実を食べてもう長いはずだ!コントロールも、きち

んとできてるんじゃねぇのか?」



怖い。エースがもし倒れたら、私はどうすればいい?…ああ!!もう!!



《…教えて、幸せを

教えて、悲しみを

綺麗にかたどられた愛なら私はいらない

偽物の愛なら私はいらない

もしも本当の幸せが手に入るのならば

私はどこへでも行こう、命を懸けて》



…エース…倒れてない。



エース「ほら、倒れねぇ」



エースがそう言った途端、私の目からは涙が出てきた。嬉しかった。

やっと、コントロールできるようになっていたんだと、少し自分に自信が持てた。



『ありがとうエース…私、もう怖くない…もう、大丈夫!』



エース「おう!そりゃあ良かった!」



『本当に、ありがとう!』



エース「っ!!??」



私はエースに抱きつくと、お礼を言った。そして、一歩下がって船に戻った。



エース「っ…//////////…なんだ、これ…

心臓うるせぇ//////////」



エースが赤面してるとも知らずに。

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立川愛理(プロフ) - 面白かったので続きを是非書いてください。完結まで是非書いてください。 (2022年11月17日 22時) (レス) id: 48f2d0542c (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - ありがとうございます!頑張っちゃいます! (2022年9月1日 17時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 胡桃さん» お答え頂いてありがとうございます!了解しました!!これからのお話の続きも、楽しみにしております!! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - はい!エース救済にしようかと思っています! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 質問失礼します!こちらの作品は、エース救済作品ですか? (2022年8月31日 5時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2022年8月15日 12時

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