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3話 ページ4

エース「守る?」



『この島は一度、海賊に襲われてる!!だからもう、大きな過ちを繰り返さないように、私は海賊を

一歩もここから入れるつもりはない!!!帰れ!!!』



エース「俺たちは島を襲った事なんてない…少なくとも、島の悪党を襲っただけだ」



『……はぁ……分かったよ…退いて』



分かる。火拳は嘘なんてついてない。私は火拳から離れると、崩れた服を丁寧に治した。



『来て、島を案内するわ』



エース「おーい!!Aが島案内してくれるってよー!!」



火拳は仲間を呼ぶと、私の後ろをついてきた。



ーエースsidー



音楽の島、エレジアに着き俺はウキウキしていた。早く中を見てみたい。

そんな思いが胸いっぱいに広がっていた。



デュース「エース!あんま遠くまで行くなよ!」



エース「おう!」



島に続く一本道を歩いていると、



ザッ!



エース「!?」



突然横の茂みから足が出てきた。不意打ちだったため避けきれず、俺は地面に叩きつけられる。起き

上がろうとした途端、今度は人間が上に乗ってきた。そして喉スレスレのところで短剣を突きつけら

れる。上にいる人物を見て、俺は驚いた。



エース(女!?)



「どこから来た…名乗れ海賊!!」



俺にそう言う女の顔は、憎しみに満ち溢れていた。



エース「…いきなり襲うたぁ卑怯じゃねぇか」



「名乗れ!!!」



エース「俺の名はエース、スペード海賊団の船長だ」



女は目を見開いて俺が火拳のエースである事を見破った。



エース「ご名答」



「わぁ!!」



剣先を少し離したところで、俺は女の肩を掴んで地面に叩きつけた。そして素早く上にまたがる。

立場逆転だ。



エース「そう言うテメェは誰だ」



「…A…このエレジアの住民よ」



A…。どっかで聞いた事あるな。

俺はAの手から剣を奪うと喉スレスレに突き刺した。俺の行動に驚いたのか一瞬目を見開く。



エース「なんで俺を殺そうとした」



『この島を守るため』



エース「守る?」



問いかけると、Aはすごい剣幕で言い放った。



「この島は一度、海賊に襲われてる!!だからもう同じ過ちを繰り返さないように、私は一歩もここ

から海賊を入れるつもりはない!!!帰れ!!!」



襲われてる?どういう事だ?ここは海軍の保護下にあるんじゃないのか?



エース「俺たちは島を襲った事はない…少なくとも、島の悪党を襲っただけだ」

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立川愛理(プロフ) - 面白かったので続きを是非書いてください。完結まで是非書いてください。 (2022年11月17日 22時) (レス) id: 48f2d0542c (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - ありがとうございます!頑張っちゃいます! (2022年9月1日 17時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 胡桃さん» お答え頂いてありがとうございます!了解しました!!これからのお話の続きも、楽しみにしております!! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - はい!エース救済にしようかと思っています! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 質問失礼します!こちらの作品は、エース救済作品ですか? (2022年8月31日 5時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2022年8月15日 12時

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