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14話 ページ15

Aが闇に飲み込まれた。俺はその現実に、涙目になる。



情けねぇよな。男が、ましてや海賊が泣いちまうなんてよ。好きな奴も守れねぇ男が、何してんだ。



エース「A…オメェなんで、こんな事に…」



《送ってあげようか?》



突然、どこからかそんな声がした。



エース「誰だ!!」



《僕はレオ…闇に飲み込まれた人を助ける妖精だよ》



エース「レオ?…じゃあ、Aは救えるんだな?」



《救えるよ、歌姫は今深い眠りに落ちているだけ…ただ救う前に、君に歌姫の過去を見せてあげる》



エース「っ!?おわっ!」



突然、何百もの光の玉が俺の周りに現れた。そして、俺を包み込んで激しく光る。その途端、俺の意



識は遠退いた。



エース「…ん」



目を開けると、そこは草原だった。綺麗な海を見渡せる草原。



エース「Aはどこだ?…ん?」



辺りを見渡すと、1人の少女が草原に立っていた。白いワンピースを着た白髪の女の子。少し長い髪



を高い位置で結んでいた。その子はまるで、幼い時のAだった。



『この風は どこから来たのと

問いかけても空は何も言わない』



少女の歌声は、とても寂しそうだった。紫色の目は、どこか光を失っている。



『ただひとつの夢 決して譲れない』



エース「…!」



と、突然場面が変化し、幼かった少女の姿は少し成長し、大人に近づいてきていた。



『ウタ!生きてたのね、』



少女はもう1人の紅白色の少女に向かって手を広げると、満面の笑みを浮かべた。



ウタ「誰?」



『っ!…あなたの、お姉ちゃんよ』



ウタ「私の家族はシャンクスだけよ」



紅白色の少女はそう言うと、少女の横を通り過ぎた。



エース「…妹に、捨てられたのか」



俺は、怒りがこみ上げてきた。

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立川愛理(プロフ) - 面白かったので続きを是非書いてください。完結まで是非書いてください。 (2022年11月17日 22時) (レス) id: 48f2d0542c (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - ありがとうございます!頑張っちゃいます! (2022年9月1日 17時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 胡桃さん» お答え頂いてありがとうございます!了解しました!!これからのお話の続きも、楽しみにしております!! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - はい!エース救済にしようかと思っています! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 質問失礼します!こちらの作品は、エース救済作品ですか? (2022年8月31日 5時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2022年8月15日 12時

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