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1話 ページ2

《駆け抜ける風を追いかけて問いかける

貴方はどこへ行くの?

それでも風は応えてくれない

未来は遠くてもきっといつか味方してくれる、風とともに》



広い大海原。一隻の海賊船から音楽が流れていた。



エース「おいデュース、その歌なんだ?」



デュース「知らないのか?今世界で大人気の歌手、プリンセスAの歌だよ」



エース「へぇ…聞いたことねぇなぁ」



スペード海賊団船長のエースは、船首に座って流れる歌を聞いていた。



《たとえどんな時でも名前を呼べば

助けてくれる

信じ合える仲間がいる

さぁ、駆け出そう、風に乗って、思うままに》



エース「…デュース、そのプリンセスAって、どこにいるんだろうな」



デュース「はぁ?エレジアに決まってるだろう」



エース「エレジア?」



エースは顔にかけていたテンガロンハットを退かすと、剣を研いでいるデュースに問いかけた。

デュースはしかめっ面になって



デュース「エレジアは音楽の島とも言われる、音楽が盛んな所だ」



エース「なんだそこ!!楽しいそうだなァ…」



デュース「まさか…おいエース…まさかエレジアに行こうとか言い出すんじゃないんだろうな」



エース「よし!行こう!」



ボカッ!



デュースはエースの頭に拳骨を食らわすと、ため息をつきながら船室に入っていった。



エース「ちぇっ…?喋り声?」



船首に座り直した直後、スピーカーから聞こえたのは、プリンセスAの話し声だった。



《こんにちは!みんな、Aだよ!ここで朗報!なんと、私Aは、来週の夕方、ライブを

しようと思う!すっごく久しぶりのライブだから、楽しんでいってね!場所はいつも通りエレジア!

新曲も歌うから、楽しみにしてて!バイバイ!》



デュース「エース!!今の本当か!?」



突然船室から顔を出したデュースは目をキラキラ輝かせていた。



エース「あ?あぁ…よく分かんねぇ…」



スカル「こりゃもう止められねぇぜ、エースの旦那ァ」



髑髏集めが趣味のスカルが腰の髑髏を揺らしながらエースの隣に座った。



エース「あいつまさか、ファンなのか?」



スカル「おうよ…もしかしたら、あんたの言うようにエレジアに行けるかもしれねェですぜ」



スカルがそう言うと、エースは目をキラキラさせた。エースにとって、音楽の島エレジアは大きな冒

険で溢れているからだ。



エース「それじゃ、エレジアに直行だあああ!!!」

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立川愛理(プロフ) - 面白かったので続きを是非書いてください。完結まで是非書いてください。 (2022年11月17日 22時) (レス) id: 48f2d0542c (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - ありがとうございます!頑張っちゃいます! (2022年9月1日 17時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 胡桃さん» お答え頂いてありがとうございます!了解しました!!これからのお話の続きも、楽しみにしております!! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - はい!エース救済にしようかと思っています! (2022年8月31日 16時) (レス) id: 16322090dd (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 質問失礼します!こちらの作品は、エース救済作品ですか? (2022年8月31日 5時) (レス) id: 1141f035c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2022年8月15日 12時

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