ご覧ください、こちらが悪女になりきれてないの図です

引っかかるんだよねぇ ページ28

五条side





五条「んんんんーーーー……」

硝子「さっきからんーんーうるさいぞ」

五条「あーーーーあああああーー…」

硝子「そういう問題じゃない」





僕は今、とてつもなく考えている



はたから見れば、医務の椅子でくつろいでいるように見えるかもしれないが、

実は凄く考えている。



…決して任務が面倒くさいから逃げて来たとかではない



本当に。





まぁ、とにかく僕は考えている。

それも結構真面目なことを。



硝子「はぁ、そう言えばあの子はどうしたんだ?」

五条「Aなら悠仁達とショッピングしてるよ」

硝子「そうか、なら良かった」




あの後の…

恋田が呪術規定により退学、永久追放という処分が決まってからAは部屋に籠もってしまうようになった



Aのことだから、自分のせいで恋田が…!とかって思ったんだろう



僕達は毎日必死にAを励ましにいったよ


実際、Aは悪くないしね




今回に至っては、恋田の自業自得だ




だけど、僕が考えてるのはそこじゃない



恋田の計画についてだ




硝子「…また恋田の計画を疑っているのか?」

五条「まあね、」




恋田の計画は正直言って単純すぎた。

全体穴だらけのがっばがば





、なのに気づけなかった



恋田のしようといていたことを、


計画を、




気づけなかった





そこが不思議な点だ



硝子「計画は穴だらけでも、“隠す”のがうまかったんじゃないか?」

五条「いーや、それはない。だってあんな計画とか自分の気持ちを書いた日記を廊下に落として気づかないような子だよ?」

硝子「みずから証拠を差し出したのか…」




それにこの前も、チョコ食べてないって言いながら口にチョコつきまくってたもんね



五条「はぁ、なーんで気づけなかったのかねぇ…」

硝子「お前にだって気づけないことぐらいあるんだろ」

五条「えー、このGLGの僕が?」

硝子「そこは関係ないだろ。それに、もう解決したんだろ」

五条「そうだけどさぁ…」



そう、硝子の言う通りもこの話は終わったこと



でもやっぱりモヤモヤするんだよねー



ｶﾞﾗｯ



A「せんせー！！ケーキ食べませんか！？」

虎杖「うまそうなケーキがいっぱいあってさ!」



…ま、いっか。



Aが笑顔なら、




それでいい



-+-+*-+-+*-+-+*-+-+*-+-+*-+-


五条「何のケーキ?」

A「えっと、私がショートで恵がモンブラン、悠仁がチョコで野薔薇がタルト、先生が森のくまさんもりもりフルーツケーキミックスです！」

五条「もりの、、、え?なんて?」

結構大切な私のつぶやき………→←行きつく先には

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す