半分ヒロインのいち〜y"

夏を作る ページ26

玉ちゃんのおかげか、


りささんのおかげか、


私達は屋台でベビーカステラを売ることになった





それからは


毎日生地の研究






、








屋台にしては本腰入れすぎたかな？笑



と全て完成してから言うわったー





のめり込むほど夢中で作業してた横顔



すごく嬉しかったから！



大変とは思ったことなかったよ〜



惚れ直しちゃったかなぁなんてね笑






、






藤「渉 ことみちゃん 頑張ってね！




後でみんなで行くから」






朝一にお見送りしてくれたのは


やっぱり藤ヶ谷さん、笑


わったーを取られるとしたらこの人だけだ





「太輔ありがとう！


またね！」




私も続けて挨拶をして扉を開けた





、







「あっちぃーーーー！



焼きそばとか鉄板の人達大変だね」






と、太陽を眩しそうに見るわったー〜


神々しいぜ ←


私達はこれから何百。いやもしかしたら、


何千ものベビーカステラを作るのだろうか






ジャージとパジャマの間のような服装で


ベビーカステラを焼く機器と


生地をひたすら準備！





『見てー！超可愛いわこの値段表示のやつ』




「自画自賛ってやつね」




『アメリカンレトロがテーマだよ


渉もそーゆー感じ好きそうだから


どうかな？』






、






外観はことみに任せる


料理は俺に任せる


手伝えるところは手伝ってって感じで進めてきた、




やっぱり彼女のセンスは抜群で


自画自賛とか言っちゃったけど、


めっちゃかわいいと思ってる！





「ことみは材料作りと調達


俺はベビーカステラ作って渡す


で手が空いてる方が注文聞いてお金は先払い！」





『任せて！


私達なら何千個も売れるよ！頑張ろ！』





手をガシッと掴んでギュッと握った






なんかの大会かよこれはって


ふと熱すぎることに気付いては、


自分の中で少し微笑ましくなった






「うんっ



いい思い出になるね！みんな早くこないかな〜」





、






午後17時






［すみません！

ベビーカステラのSの袋2個分！］




［M下さーい］






「ありがとうございます！」






午前中からぶっ通しで売り続けてる



わったーも腱鞘炎になるんじゃない！？



てぐらい生地を絞ってる




私はちょっと暑さでくらついてきたかも





、





玉「ん？ここ？？」





スマホを見て屋台の列を見て3度見






りさ「うんっ！ここだよ！」




北「すげー列じゃん！」

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