さようなら ページ39
.
そう、守れなかった
事「 ごめん、決まっちゃったことだからさ 」
「 …あ。こっそり付き合おうとかなっても、また2人で会ってるとこバレたら〜脱退も視野に入れた方がいいかもね(笑) 」
「 文春もあなたたちに目付けちゃったから逃げきれないだろう、 」
「 っは……… 」
事「 話は以上です、じゃあね 」
『 待って……待ってよっっ！ 』
彼女は私の言葉に全く耳を傾けなかった
それから間もないうちに扉が大きく閉まる音が聞こえたんだ
「 A……泣かないで、」
『 私たちっ……今日で終わりっ… 』
「 待ってよ、本当に終わるつもり…？ 」
「 俺はっ…事務所辞めてでも一緒に居たい、 」
『 ばか、…だめだよそんなの 』
2人とも崩れ落ちて目を真っ赤にして床が濡れていって…
こんな結末想像してなかったよ。
『 紫耀の夢、壊したくないっ…… 』
「 んっ……は、…… 」
一段と大きくなる紫耀の泣き声
さらに大きくなったのは紫耀が私を抱き締めたから。
『 …良い人見つけてねっ、』
やだ、見つけないで
「 Aしか居ないよっ…… 」
「 好きだよ、 」
『 …やだっ、嫌いって、嫌いって言って…… 』
ううん、これからも好きって言って
「 っばか……好きに決まってんじゃん、 」
『 ううん……、私たちはもう他人、他人っ……ん、……泣 』
「 やだ、行かないで、だめだよっ… 」
立ち上がろうとする私をさらに強く抱き締め抵抗する紫耀。
ごめんねっ、紫耀の大切な夢を私なんかで壊したくないから……大好きだから、離れさせてっ……
『 嫌いっ…… 』
私は紫耀の顔を両手で包み込んで存在を確かめるかのように唇を重ねた
「 A、Aっ……！ 」
扉を挟んでもなお聞こえる紫耀の声
私も思わず廊下に座り込んだ。
『 ふっ……やだ、やっ……しょう……、 』
この数時間後私はあのブログを更新した。
全て終わった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2096人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぁぃ(プロフ) - よっしーさん» いろんなお言葉全部嬉しすぎますどうしよう🥲🤍続編新作待っててください♡ (2022年12月30日 20時) (
レス) id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - 完結おめでとうございます！！好きすぎて何度も読み返しています。こちらのお話の続編や他の新作など…ぁぃさんの書くお話大好きなのであれば嬉しいです❤🥺 (2022年12月29日 23時) (レス) id: fd1b7e9652 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - しょあさん» とっても嬉しいです😢♡続編…！紫耀くんとまたいつかくっつけたいです！♫考えますね⭐️ (2022年12月29日 23時) (レス) id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
しょあ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても大好きな作品でした。続編とかあればすごくうれしいです😭💖 (2022年12月29日 21時) (レス) @page40 id: 7346e0709a (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - よっしーさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます😭励みになります(；；)頑張ります🫶🏻 (2022年12月25日 12時) (レス) id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぁぃ | 作成日時：2022年9月25日 22時
