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暑い日が続いて、夏休みも中盤。
今日は、稜雅くんのお母さんとショッピングに来ていた。
初めて家にお邪魔した時に、誘ってもらって、やっと予定が合い、行けることになった。
稜母『やっはり、女の子と一緒だとワクワクするわね! 』
「私も、久しぶりな感覚ですごく嬉しいです!」
もう、何度も稜雅くんのご両親とは会っていて、その度に、家族の温かみを感じる。
当の本人は、今日はバイトの面接に行くと言っていた。
ちゃんと、人と喋れてるかな?(笑)
終わったら連絡するって言ってたし、私も色々と報告しとこうっと。
稜雅くんのお母さんと、たくさんお店を回って、おやつの時間には、ケーキ屋さんで飛びっきり美味しいケーキを食べた。
甘党の稜雅くんのお母さんのオススメのお店みたいで、他にも美味しそうなものが沢山あった。
彼氏のお母さんと二人で出掛けるって不思議な感じだけど、どちらかと言うと、頼れるお母さんみたいで、あっという間に時間は過ぎて行った。
稜母 『また近いうちにランチでも行きましょうね!』
「はい!今日は色々とありがとうございました。」
稜母『いいのよ!娘みたいな存在だもの。困ったことがあったら何でも言ってちょうだいね。』
私にとっても、稜雅くんのお母さんは強い味方だ。
母が亡くなって一人だと思っていた気持ちが少しずつ変わって、今では、また、手離したくない人が増えた。
きっとこれからも、出会いを繰り返して、もっと大切なものが増えていく。
その出会いを、ずっと大切にしていきたい。
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作者名:ガリガリヤンキー | 作成日時:2019年4月13日 0時