GAME ver2 (ページ21)

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「…これは、神ちゃんが何処かへ移動するのに使っているってこと？」

「そうだと思う…濵田さんから車の鍵を貰って、私達も追わないと」

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「…神ちゃん、何処に行ったんだろう」

きっと神山君は周りに誰も居ない場所を選ぶだろう、そうとなると

「藤井君、神山君の家の場所わかる？」

「…え、？、まぁ遊んだりした時に何回か行ったことあるけど」

「すぐに神山君の家へ向かって」

「…わかった」

私達は急いで神山君の家へ向かった

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現場を出発してから1時間半が経った頃、神山君が住んでいるであろうマンションが見えてきた

「…これ、」

「なんで、家の中に居るんか」

神山君が住むマンションの前には、桐山さん達が移動する際に使っていた車が停まっていた

「なんで…神ちゃんはこんな行動してるん…、」

「…後で説明する」

急いでマンションの中に入り、神山君の住む部屋へ向かう

「此処が神ちゃんの部屋」

「ありがとう、藤井君」

ドアに手をかけると鍵は開いており、中に入ることが出来た

「…神山君、」

玄関から進んだ先にある部屋に、神山君は此方に背を向けて立っていた

彼の元へ2人で向かった時

「来るなっ！」

大きい声で叫び、鋭い目つきで私達を睨み、持っていた拳銃の銃口を此方に向けた

私も藤井君も、向かっていた足はピタリと止まる

「…今回の小瀧さんを見つけるゲームは、俺の負けだよ」

「な、何言ってるの、神ちゃん…」

「ただ最後に1つだけ言っておく、ゲームはまだ終わってないから」

神山君は話終わると、口角を上げてニッと笑った

次の瞬間、拳銃を自分の胸に当て、引き金に手をかけた

「…神ちゃん、！」