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最強の姉11 ページ12

家に着いた私たちは早速甚爾の姿を探す。
と言ってもあの人いつも私たちの部屋の前の縁側に座ってお茶飲んでるけどね。
部屋に向かえばやっぱりそこに居た。

『甚爾さーん』

「お前らどこ行ってたんだ?」

『都会!』

「は?」

『甚爾さんにね、お礼渡したくて買い物行ってたの!』

「んなのいらねぇよ」

「買ったから受け取れよ勿体ないだろ」

「へー、お前が買ったのか?」

『悟は選んでくれたの!』

「へぇえ」

「…なんだよ」

『はい!』

もう包装するのは辞めてそのまま手渡しすることにした。
バングルを受け取ってくれた甚爾はそのままつけてくれた。
つけてからじっとバングルを見てるからきっと呪力込められてるって分かったんだろうな。

「お前の呪力入ってんな」

『お守り!』

「そりゃまた売れば高額なもん貰えたな」

『ダメだよ!?』

「わかってるって」

『アメジストには魔除け効果あるんだって』

「直感力も上がるから賭け事にいいんじゃね?」

「お、そりゃいいな」

『え!賭け事してたの!?』

「気づいてなかったのか」

『ぜんっぜん!』

甚爾もうこの頃から賭け事してたの!?
てっきり禪院家出てからしてるんだと思ってたのに…。
しかも結構外すって書いてたよね?諦めようよ…。

『破産しちゃうよ?』

「あー、まぁそうなったらその時考える」

『えー』

「クズだな」

「ま、ありがとな」

甚爾の大きな手で頭を撫でられて嬉しくなる。
隣の悟は嫌な顔してたけど、私はとっても嬉しいよ。
離れるのは悲しいしきっと彼は原作通り禪院家から出ていくんだろうな。
そうなったらもっと会えなくなる、それはとっても寂しいけど、でも私が大きくなったら直ぐに会いに行こう。
そんで猛アタックあるのみだ!

『ねぇ、今日が最後だし、一緒に寝よ?』

「はぁあ!?俺嫌だ!」

『だって、寂しい…』

「俺はいいぞ」

『ほんと!?』

「うげぇまじかよ」

『もー、なら私甚爾さんと同じ布団で寝るから悟は私の布団で寝よ』

「おいちょっと待て」

「まぁ、姉さんの布団でならいいよ」

「なんでお前と一緒の布団なんだよ」

『だって…甚爾さんの筋肉味わってない』

「姉さん…」

「お前…」

そんな顔しないで!だって、甚爾のムチムチ筋肉だよ!?私味わってない!抱きしめられたことないから筋肉に包まれてもいない!そんなの、そんなの寂しすぎる!!






(…まぁ、最後だし、な)
(お前姉さんに甘くなったな)

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兎羅-トラ-(プロフ) - オタクさん» ありがとうございます(^ω^)甚爾のラブラブランデブーしたいがために作った作品なので、甚爾再登場までお待ちを!! (2021年3月14日 14時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
オタク - えっ好きなんですけど!!!なんでこんな神作品作れるのです?!好きです。結婚しますk(((\(^▽^@ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
兎羅-トラ-(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます!更新頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2021年3月9日 8時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - ハッ!?好きです!!!!!!更新頑張ってください! (2021年3月8日 17時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます(´∀`)頑張って更新していきますので、よろしくお願いします! (2021年3月3日 8時) (レス) id: 069fc92e8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yagiri | 作成日時:2021年2月27日 12時

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