今世 作者の趣味 ページ45
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『 恵、お待たせ 』
「 ………… 」
『 ふふ、そんなに怖がらないで欲しいなあ。別に私は怒ってないよ？ただ、恵が何を思って、何に悩んでるのかが気になるだけだから 』
たまにAがするハイライトの消えた、夜の空より黒いような瞳を向けられてゾワッとするような感覚に陥った。
「……そもそも自分の子供だけ残して消えたあいつの母親も勝手に蒸発した俺の父親も気に入らない…… 」
『 うん、それで 』
「そ、れで………… 俺も入ったことないAの家に来たばっかのアイツを入れたのも、俺じゃなくてアイツばっかり構うのも……アイツの頭撫でたり、優しく笑いかけるのも…………全部全部気に入らない」
言ってる途中から自分の醜いところをAの前で剥き出しにしてるみたいで恥ずかしくなって顔を俯けてしまう。
『 そっか 』
さっきよりAの声が近く聞こえて顔をあげるとAはニヤニヤした顔で俺の顔を覗こうとしていた。
「 な、なんだよ！！人が悩んでる恥ずかしいこと言ったってのに！！」
『 ん？顔に出てたかな。それはごめんねぇ』
「……な、何してんだ！？」
いつもの微笑み顔に戻ったAはカレーが飛び跳ねて汚れた俺の洋服を脱がし始めた。
『 恵が落ち着く場所に行こうと思って』
「 は、はあ？」
一瞬で服を剥がされて恥ずかし過ぎて目を瞑ってる間に浴室に移動していた。
「 な、なんで急に風呂なんか……」
後ろは振り向いたらダメだ。Aの裸を見るのも、そもそも一緒にお風呂に入ったのも李さんに知られたら俺は死ぬかもしれない！
『 どう？気持ちいいでしょ？』
「 …………うん 」
お風呂にある鏡を見ないように必死に目をつぶってたらAに頭と体を洗われて…………悔しいけどAの言う通りさっきリビングに居た時より強ばった体が解かされて行くのが分かった。
伏黒恵
もう、お嫁に行けないっっ！！って思ったかもしれない。
急展開についていけずちょっとフリーズ気味。
李
なんか凄い嫌な予感がする。後で恵に話を聞こうと決意。
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武藤で無糖(プロフ) - みくさん» ﾋｮｴｰｰｰ！そう思って頂けて嬉しい限りです。コメント凄いモチベになります！ありがとうございます߹ᯅ߹ (2022年11月8日 14時) (
レス) @page28 id: 6b6a37760c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバい...物語の進み方が好きすぎる...設定が好き....面白すぎます！夢主ちゃんのこういう感じ、めっちゃ好きです！！ (2022年11月7日 20時) (レス) @page7 id: c22457a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武藤で無糖 | 作成日時：2022年10月23日 15時
