過去、コーヒー ページ43
花「はっ!!!」
武道は、目を覚ました。留置所だろうと思っていたが、それは全く外れていた。
「留置所」ではなく、何故か「もともとバイトしていたレンタルビデオショップ」にいた。
そしてその上「店員」の立場ではなく「客」の立場になって。
いつも怒ってくる店長がニコニコしながら頭を下げてきていたから。
敬語を使って自身と会話をしていたから。
・・。
見たことがある、この光景。
武道は一言断りを入れ、急いで店の外に出たら厳つい面子が自身を待っていた。
「おせえよ」
花「え、あ、ごめん、、?」
そんな彼らに車に乗せられ、あれよあれよという間にどこかに移動中。
デジャヴだ。
なんで、どうなってる。
彼らは「溝中五人衆」
そして自分は、、
花「、、東京卍會の幹部、、?」
彼は過去に戻っていた。
___________________________________
『ただいま』
レ「だたいまぁ〜☆」
零「・・おう、おかえりなさい。お疲れさまです」
天界に帰ったAとレイジャントは零と顔を合わせた。
Aの顔を見て少しばかり眉間に皺を寄せた気がしたが、それよりも案件が終わった後の天界本部の散らかりようを見て片付けに追われているらしかった。
『零、お前は許さん』
零「なんのことやら!ほらほら、仕事戻って!溜まってるんですから」
『鬼か』←
レ「俺、休んでくる、、」
零「オマエさっきまで寝てたろ。仕事しろ」
レ「悪魔!!!」←←
うわ〜〜ん!!!と泣き真似をしてレイジャントは支部へと帰っていった。
それを見てから周りでせわしなく動いている部下にも自分の仕事場へ戻るように言い、退室させる。
レイジャントたちを追い払った零は一つため息を付いて無言で自身のマグカップに入れていたコーヒーをAへ差し出した。
零「…ひどい顔だな」
『……』
零「、、悪かったよ。まさかこんな展開になるとは思ってもいなかった。アンタを傷つけたかったわけじゃない。
…そんな顔にさせたかったわけでもないんだ」
『…知ってらぁ、そんな事』
零は何処か居心地の悪気に表情を暗くさせた。
Aは泣きそうな、困ったような、迷子の表情を張り付けていた。
レイジャントを即座にここから退室させたのは彼の威厳への配慮だろう。
Aは彼に貰ったマグカップを傾けた。
『…温い』
零「それは知らないな」
『入れ直せ』
零「はいはい」
288人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちるちる(プロフ) - お疲れ様です!めっちゃ面白くて、一気読みしちゃいました(´>∀<`)ゝついに過去編…!!楽しみです!! (2022年12月5日 2時) (レス) @page50 id: ace1fac0f2 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶*(プロフ) - お疲れさまです!過去編…まさか最新話の話が…楽しみにしてるので遠慮なく長期間更新停止しちゃってください!! (2022年11月25日 21時) (レス) @page50 id: 6f7ecd9a26 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - ついに過去編…しかも完全オリジナル…!!純粋に楽しみすぎるので待ってます!この作品がきっかけでネッ友が出来ましたので忘れることは無いのですし、更新情報が来たら多分飛んできます()いつも通りですが無理はなさらず、またお帰りになる日を楽しみにしています!!! (2022年11月25日 20時) (レス) @page50 id: e117f8682f (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - お疲れ様です!更新のお話わかりました!いつか帰ってくるまで待っていますね!また楽しいお話を見るのを心待ちにしています! (2022年11月25日 20時) (レス) @page50 id: feaa8e4abb (このIDを非表示/違反報告)
推し事中 - 久しぶりーふ。寒いですねはい、ちょっと一周してきます。(久々でお話のあらすじ忘れてしまった、不甲斐ない) (2022年11月21日 20時) (レス) id: e9819a7dc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リートゥ | 作成日時:2022年10月5日 18時