天界からの救世主29【東京卍リベンジャーズ】【東リベ】

俺と、伝説 ページ20

高「…同じ匂い、ね」

『ああ。俺(・)、と同じ匂いが、な』


「僕」ではなく「俺」と同じ匂い。と強調していったA。
つまり、彼は「霧矢漸」ではなく「天界長のA」として言葉を綴ったのだ。


勿論、天界人だから、という意味ではないだろう。
では、何。







『オマエ、』

零「相手は、」





「『大天界派生激闘戦の生き残りだろ/だ！！！！！』」



















＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿大天界派生激闘戦(だいてんかいはせいげきとうせん)


かつて、Aたちがいる世界が「天界」という名前ではなく「無の空間」と呼ばれていた時の事。
Aがまだ天界というものを作っておらず、ＯＨＰという派生もなかった正真正銘で、真の「無」に包まれていた頃。




天界人は自分の心(存在)を絶対の正義としてこの無の世界を統一するために今の言葉でいう年中無休、365日休む暇なく戦っていた。

自身の強さだけが絶対条件。
相手に負けたら潔くこの世から消えるか、降伏して傘下につくか。



自身を信じて疑うことなく天界人は戦っていた。


戦いの始まりはハッキリしていない。
ただ、各己(おのれ)が「戦わなければ、」と「統一しなければ、」と。

其れだけが思考を独占していたという。

……いまは、その激闘戦は貴重な天界の歴史として資料として残り、なおかつ天界にいるすべての人が「伝説」として知っている。

＿＿もはや信仰の類に近いものでもあった。



＿＿＿＿＿＿＿
いきなりぶっこむ

う〜〜〜ん！、うんうん→←通信機、匂い

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