第006話 枯れ木も山のにぎわい ページ7
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「燃えてきたあ───っ！みんな、一週間の成果をこいつらに見せてやろうぜ！！」
「えぇ────っ！！？」
一人燃えている円堂とは真逆に、一年生達は怖気づいて声を上げた。
「あ、あの、ちょっと、キャプテン──」
「なんだ？」
一年の壁山が声を上げると、円堂が振り向いた。
「俺……トイレ行ってくるッス！！」
「え！？おい、壁山！」
走り去っていく壁山を引き留めようと円堂が声を上げたが、意味はなかった。校舎の方へ走っていってしまった壁山を見た鬼道がニヤッとした。
「どうするんだ？あいつを入れても十人しかいないようだが──あと一人、いるのかな？」
鬼道が後ろを振り向き、グラウンドの木の陰にいる誰かを見た。その人物が誰なのか、Aは首を傾けて確かめようとしたが、姿は見えなかった。
その時、秋が走ってきた。
「円堂くーん！」
秋と共に走ってくる、眼鏡をかけた少年に、円堂が首を傾げた。
「彼、サッカー部に入ってくれるって！」
「……彼、確か運動は……」
「あ、ああ…」
二年生の面子が彼を見ながら不安そうな顔をしている。
「目金くんっていうのよ！」
秋が目金を円堂の前に押しやると、前のめりになりながら目金がくいっとその眼鏡を上げた。
「め、目金欠流だ。よろしく」
「よろしくな！」
円堂がにこやかに手を差し出すと、目金はその手を取らずにあたりをキョロキョロ見回した。
「どうやら、本当に僕が最後の一人になったようだね。入部してあげるにあたって条件があるんだけど」
「条件？」
「僕さぁ……十番のユニフォームしか着たくないんだよねぇ……」
ニヤッと笑いながら円堂を見上げる目金に、一年生たちがうげーっと声を上げた。
「どうするでやんすか」
「枯れ木も山のにぎわいっていうしね……」
「どういう意味かな」
円堂は笑って頷いた。
「よし、わかった。それでいいよ！」
「えぇーーっ！！！！」
一年生たちがまた声を上げた。そんなことはありえないという顔だ。
「キャプテン、マジでやんすかァ！？！」
「マジだ！」
大真面目な顔の円堂に、一年生と、ついでに半田がズッコケた。目金はくいっと眼鏡を上げて、「損はさせないよ。絶対にね」と笑った。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
