第045話 無駄にはならないよ ページ46
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「高いのが怖いって言いながらお前、あんなに努力してたじゃないか！精一杯やった努力は無駄にはならないよ！きっと実を結ぶさ！だから何度でも、お前のところにボールを上げ続ける！いいな！」
「でも………俺は………」
壁山が俯き、自信なさげにしているのを、近くで壁山の弟、サクが見ていたことにAは気がついた。
「壁山、頑張れよ。弟にかっこいいところ見せなくちゃな」
Aは壁山の肩を叩いてにっこりした。
─────
後半が開始した。水前寺にボールがパスされ、高速ドリブルが始まった。
ここでバックパスされ、蛇丸がシュートを打った。それを熱血パンチで防ぎ、円堂はボールを蹴った。
「豪炎寺、壁山───！！」
「何度上げてもらっても………」
「壁山！！」
「俺には、無理ッス……！」
壁山は地面に手をついてうつむいてしまった。
またも豪炎寺を飛び越えた鶏井がボールを奪った。
円堂は決してゴールを譲らなかった。何度シュートを打たれても、手を赤く腫らして、ゴールを死守した。
「円堂くん……！！」
秋が心配そうに叫んだ。
「ゴールは……割らせない！」
「どうして、ここまで……」
風丸が拳を握りしめ、他の選手たちを見た。
「円堂ばかりに、頼るわけには行かない！」
「はい！！」
野生中のコーナーキックで始まり、大鷲が蹴ったボールが水前寺へ渡った。水前寺の高速ドリブルからはなかなかボールを奪えない。
「一人がだめなら二人！」
「二人がだめなら三人で守る！！」
複数でプレスをかけ始めたことによって、水前寺のドリブルが止まった。
「いわゆるゾーンプレスですね…」
「確かに有効な戦術だが、相手以上に動き回るからどんどんスタミナを使っちまう……前半でかなり体力を消耗してんのに、やっぱあいつの頑張りがみんなを…！」
染岡が円堂を見た。
「すげーぞみんな！！」
「でも…俺は…」
壁山が目をつむったとき、豪炎寺が壁山の前へ立った。
「目を開けろ壁山！」
壁山は顔を上げ、みんなを見た。皆はかなり体力を消耗しているようだった。それでもボールに食らいつき、最後まで諦めなかった。
「みんな、疲れてるのに……」
壁山がつぶやいた。
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第046話 これが俺の“イナズマ落とし”→←第044話 絶対ゴールを割らせない
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
