第029話 空を制するんだ！ ページ30
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「なんだよ、新入りが偉そうに」
染岡が土門を睨みつけると、土門は怯むことなく続けた。
「前の中学で戦ったことあるからね。瞬発力、機動力共大会屈指だ。特に高さ勝負には滅法強いのが特徴だ」
それを聞いてまたトイレへ向かおうとする壁山を、染岡が「戦う前からビビってどうする！」と一喝した。
「高さなら大丈夫だ！俺達には、ファイアトルネード、ドラゴンクラッシュ──そして、ドラゴントルネードがあるんだぜ！」
「どうかなぁ」
土門が言った。
「あいつらのジャンプ力とんでもないよ。ドラゴントルネードだって上から抑え込まれちゃうかも」
「んなわけないだろ！」
「土門の言うとおりだ」
豪炎寺が言った。みんなが豪炎寺の方を見た。
「俺もあいつらと戦ったことがある。空中戦だけなら帝国をも凌ぐ。あのジャンプ力で上を取られたら……」
「そんなぁ……」
「ドラゴントルネードが効かないかもしれないなんて……」
自信をなくすメンバーたちを見た円堂が叫んだ。
「新・必殺技だ！！新しい必殺技を生み出すんだよ！
空を制するんだ！！」
─────
それから皆は外に出て、高所作業車で上から円堂がボールを落とし、高く飛んでそれを蹴るという特訓を始めた。
「風丸！！行くぞー！！」
「おう！」
「よおー、精が出るな！」
そこへ古株さんがやってきた。
「この間の尾刈斗中との試合、見せてもらったよ！良かったなぁ、まるでイナズマイレブンの再来だな！」
「“イナズマイレブン”？」
円堂が首を傾げると、古株さんも不思議そうな顔をした。
「おいおい、円堂大介の孫が知らないのか？イナズマイレブンのことを？」
古株さんはそれからみんなを集めて、イナズマイレブンのことを話した。
「イナズマイレブンっていうのは、四十年前に雷門中学にあった伝説のサッカーチームだ！フットボールフロンティア優勝目前だったのに、あんなことがあって……」
「え？」
「あ、い、いや、なんでもない。とにかく凄い連中だった。あいつらなら世界を相手にしたって戦えたはずだ！」
それを聞いた円堂はくぅーっと唸って叫んだ。
「かっこいい！超ぜってーかっこいい！！イナズマイレブンかぁ！」
「そうさ！お前さんは、伝説のチームの血を受け継いでるんだ！」
その言葉に円堂がキョトンとした。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
