第023話 わかったんだよ ページ24
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「この程度のシュート、何本打とうが俺には通用せん」
キーパーの言葉に、染岡は唇を噛んだ。
「俺の、ドラゴンクラッシュが──この程度だと？」
チームの雰囲気は、最初に比べてあまりよくない。
尾刈斗中の監督がまた話し始めた。
「それじゃあそろそろ……ジ・エンドにしてやるか！！てめぇら、ゴーストロックだ！！」
キーパーがボールを蹴り、尾刈斗中のフォワードが一斉に上がりだした。
あと一点取られたら逆転は難しい──
「“ゴーストロック”！」
みんなの動きがまた止まった。
「──マーレマーレマレマレトマレ……」
Aは相手チームのベンチを見た。監督が、あの不気味な呪文をまた唱えている……。
フィールドの光景と監督を交互に見ながらAは考えた。
「そうか……分かったぞ！」
Aが閃いたとき、円堂が手を大きく叩いた。
「ごろごろごろ、どっかーーーーん！！！！！！！」
そう叫んだ円堂の意図がAには理解できた。円堂も分かったようだ。
「“ファントムシュート”！！」
ゴールにボールが迫る。
しかしこのままでは届かない。間に合わない──
「だったら──“熱血パンチ”！！！！」
円堂が横に飛び、パンチでボールを弾き飛ばした。動けるようになったようだ。
「円堂、お前……！」
「へへっ、見たか俺の熱血パンチ！」
「ああ！ ……じゃなくて、どうして動けたんだよ？」
「か、風丸さんも動けてるッス！」
「壁山、お前も……」
「わかったんだよ、ゴーストロックの秘密が」
困惑するみんなに、円堂は笑った。
「ゴロゴロ変わるフォーメーションでグルグルになった俺達の頭に、あの監督が──止まれって暗示を刷り込む！つまり、俺達は、目と耳をゴワンゴワンにされていたんだよ！」
「……………それは……つまり…」
「催眠術だ」
円堂の言葉の足りない説明に風丸が頭を抱えている様子を見つめながらAが言った。
「催眠術？」
「ああ」
「視覚と聴覚に訴える催眠術だったのですよ、ゴーストロックの正体とは」
目金が続けて説明した。
「それでキャプテン、ごろごろどかーんって……」
「そう。“止まれ”という暗示を打ち消したんです」
「そんな単純な秘密だったなんて……」
秋たちが監督を見た。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
