3話 ページ4
勇利「ヴィっちゃんごめんね、最後に会えなくて」
ガラッ
真利「勇利、お帰りー」
勇利「真利姉ちゃん、久しぶり忙しいとこごめんね」
真利「アンタさいつまで長谷津にいる?うちの温泉手伝うの?」
勇利「なに急に…」
真利「留年してまで大学行ったのに、これからどうすんの?スケート続けんなら応援するけど?」
勇利「まだ少し考えたいって言うか」
真利「そう、まぁ温泉入ってゆっくりしてって」
僕の生まれ育った町
九州長谷津海沿いの城下町
お城は史実に基づかない張りぼてで中は忍者屋敷
唯一の観光資源だった温泉もつぶれ
残ったのはうちのゆ〜とぴあかつきだけ
勇利「はぁーやっぱうちの温泉効くー」
ーーーー
ミナコ「やっぱり行きたかったなー」
ミナコ「勇利が出てくれればなー」
ミナコ「選手のホテルの部屋、教えてもらうのに」
勇利「教えませんよ。僕の事チケット取ってくれるプレイガイドって思ってるでしょ!」
ミナコ「そんなこと無いわよ、応援してるじゃない!!!」
「サッカーは?サガントスが今試合しとる」
ミナコ「ちょっと!!こっちが先にスケート観てたんだから!」
利也「サガントス!?」
「仕事しとる場合じゃなかよ」
寛子「勇利、どっか行くとね?」
勇利「ごめんちょっと練習してくる!」
寛子「(今はAちゃんがいるはずやけんど…)いってらっしゃい!」
ーーーー
ウィーン
勇利「すいませーん」
優子「今日の営業はもう終わりですよ。それに今は貸し切り…」
勇利「お久し振りです。優子さん…」
優子「勇利くん!?なによー優ちゃんって読んでよ!」
勇利「ご、ごめん!」
優子「あ、滑りに来たんでしょ、いいよ!」
勇利「え?いいの?」
優子「今は1人で滑りたかとやろ?それにAちゃんも今滑っとるけんね!」ウィンク
勇利「ありがとう」
優ちゃんは2つ歳上のリンクメイト
子供の頃はスケートがめっちゃうまくて僕とAにとって憧れの人だった
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作者名:椎奈* | 作成日時:2018年1月1日 7時