64.sm side ページ14
sm side
お嬢が小学四年生になって少しした頃。学校から帰って来たお嬢はやけに真剣な面持ちで俺に苦手な数学を習いたいと言ってきた。
何故突然習いたいと思ったのかと問えば中学に上がる前段階で勉強面を固めておきたいと答えられた。
何か他に理由があるって事は分かりきっていても、
お嬢の頼みを聞かないなんて選択肢は俺の脳内には存在しなかった。
お嬢は小学五年生、六年生で元々良かった成績はみるみる内に上がり、中学校へと入学する頃には容姿端麗、文武両道、全てを備え持っていた。
お嬢が中学に上がる年には俺達は二十二歳。もう立派な社会人になったんだ。まぁ親父さんが大学は出とけって言うから大学は入ってたんだけどね。
あっという間に卒業したなって感じだよね。
お嬢の事ばっか気にしてたからな。
『_____さん、スマさん？』
「！すみませんお嬢」
『いや、ええんやけど大丈夫？具合でも悪いん？』
「いえそういう訳では。何か質問ですか？」
『、、、今日は此処で終わりにしようって話！』
お嬢は俺の調子が悪いと判断したのかそんな事を言ってきたので申し訳ないからと断るも、お嬢も親父さん譲りの頑固な所がある。こうなったお嬢は引き下がる事を知らないので早めにこっちが折れるのが適作だ。
『スマさん何してるん？』
「親父さんに提出する始末書の整理ですよ」
『手伝おっか？』
「お嬢にはまだ早いんじゃないっすかね」
と言うと失礼ねと頬を軽く膨らませる彼女。
『私やってパパのお手伝い出来るもん、、、パパの娘なんやし』
「、、、じゃあ、此処の印付いた所をホッチキスで留めてくれますか？」
『分かった』
黙々と作業をするお嬢を横目に俺も手を進めた。
お嬢、、、まさか親父さんの後を継ぐつもりなのだろうか、、、
_____
今更ながら、"ヤクザ"と言ってもあくまで私の想像で書いてますしストーリー上本来とは異なる部分も多々ある為、私の書いたオリジナルの"ヤクザ"と思って読んで頂ければ幸いです。
後になりましたが、ハート機能が増えた事によって沢山のハートを頂けている様で嬉しいです！！
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私が更新を頑張る理由が増えます。
本当にありがとうございます！
これからも何卒、「ヤクふつ」を宜しくお願い致します！
黒翠
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黒翠(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます！この作品に出会って下さったということに、感謝の気持ちで胸いっぱいです。お優しいコメントをありがとうございます！ (2023年3月14日 0時) (
レス) @page40 id: 73723415d9 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - コメント失礼します。この小説面白いです。黒翠さん、素敵な作品をありがとうございます (2023年3月13日 21時) (レス) @page39 id: e066df4934 (このIDを非表示/違反報告)
黒翠(プロフ) - リリィさん» コメントありがとうございます！嬉しい限りです！そのお言葉で更新頑張れますありがとうございます！！ (2022年2月22日 0時) (レス) id: 73723415d9 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - とても面白くて続きが楽しみです！ (2022年2月21日 21時) (レス) @page6 id: 74ae9aa626 (このIDを非表示/違反報告)
黒翠(プロフ) - 露助さん» いえいえそんな！いつもコメントありがとうございます！頑張れます〜！(書いてる私自身も思ってます^^;) (2022年2月16日 22時) (レス) id: 73723415d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒翠 | 作成日時：2022年2月8日 0時
