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「ねぇ、もう二人とも寝た？」
暗くなった寝室にAの声が響く
あの電話の後ある程度情報収集を終えて三人は寝床についた
柔らかなマットレスに体を預けて他の二人は眠りにつこうとしている
「なんだぁ？眠れねーのか」
隣からムクリ、とミスタが目を擦りながらAの首もとをトントンと子供を寝かせるように撫でる
明らかな子供扱いにAは思い切り眉をしかめた
「私ガキじゃあないんだから」
「まぁまぁ、お前こーやると眠くなんだろ」
フーゴもごそごそとAの方へ眠たそうな顔を向けて頭を撫でてくる
「フーゴまで」
「まぁまぁ、寝れるときに寝ときましょうよ」
ふぁ、と大きく欠伸をしながらうとうとする彼を逆にAが撫でてやるとあっという間に心地よさそうな眠りの世界へ沈んでいった
「もう寝ちゃった」
「赤ちゃんみてー...」
ミスタの呟きにプッ、と吹き出すとAは向きを変えてミスタの方へ体を向けた
「お、なんだなんだ。俺がイケテるって話の本題か？」
「アンタっていつもそうなのね。ある意味尊敬する」
Aは首元を撫でてくれていた大きなミスタの手を握って暖かい体温を共有する
「暖かい、生きてるんだって感じる」
「＿あぁ、俺たちは生きてる」
「フーゴも、ミスタも、生きてる。私たち生きてるんだ」
一年前の死闘がまだ昨日のことのように思い出されてAは恐怖を感じていた
これも、今までのことも全てが夢で目を覚ましたらブチャラティたちと何時ものようにギャングとして生活する日々が流れるのではないかと
でもそれはAが現実から目を背けた結果であって、実際ブチャラティ、ナランチャ、アバッキオの三人は冷たい土の中で眠りについているのだ
「ミスタ、私は最後まで戦うよ。私たち皆の希望の為に」
「そうか＿俺も」
ミスタはその後に続く言葉を吐き出すことなく飲み込んでAにもう寝ろ、と撫でる
(お前のために、なんて言えたらどんなに楽だろう)
一人で照れ臭くなったミスタは頭をガシガシと掻いた
「ミスタ、ありがとう」
そう言ったAの顔にはもう迷いや不安は感じられなかった
暗い部屋に月光が差してAの端正な顔を照らす
「Sei il benvenuto(どういたしまして)」
精一杯の勇気を振り絞り、ミスタはAの額にキスを落とす
ふふ、とAは擽ったそうに笑うといつの間にか眠りについた
彼女にとってはいつになく安らかな眠りだった
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泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» 護衛チームでナランチャの絡み多数ですね！了解しました(^^) (2018年11月25日 18時) (
レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - 泡沫(ひゅーず)さん» ありがとうございます！字数制限で書けなかったのですが当方ナランチャ推しでして厚かましいのですが絡みを多くというのもリクエストに追加してもよろしいでしょうか？無理でしたら構いません！ (2018年11月25日 18時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» はしまきさん初めまして〜！ホントに勿体無いお言葉ありがとうございます！リクエスト了解です、ありがとうございます！ (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - はじめまして、こちらの作品とても楽しく読ませていただきました(^-^)もうすでに他の方が言っているのですが本当に原作を読んでいるかのようでした！もしよろしければ護衛チームと夢主の絡みがみたいのですがリクエストよろしいでしょうか？更新、がんばってください！ (2018年11月25日 17時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - nagiさん» nagiさん初めまして！ミスタホントに好きなのでカッコよく書けるように頑張ってます(笑)リクエスト了解です！(^^) (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にいみ | 作成日時：2018年11月14日 22時
