Capitolo 3 見えない館の暗殺者 ページ16
「ふぅ＿ミスタ、何か分かった？」
Aが隣でパソコンに向かっている筈のミスタへ声をかける
だが返事はなく、静かな部屋にAの凛とした声のみが反響して消えた
不思議に思って様子を見ると、筋肉質な腕を組んでそのまま俯せになって寝ている
フーゴが見たらどれだけ怒るだろうとゾッとして、Aはミスタへ毛布をかけた
「ホントにアンタの呑気さは私も見習いたいよ」
あれだけ今日は皆でプリティー・ウーマンを見る、と騒いでいたこの男は誰よりも早く就寝してしまい、パソコンの辺りに散らかった紙にも謎の落書きがしてあるのみで成果は得られなかったようだ
Aは呆れて声も出なくなり、奥から聞こえるシャワー音を聞きながらカフェ・オレに口をつける
三人で食事をしたあとアパートへ一度帰宅し、夕方まで武器チームの調査を行った
フーゴが得意とするハッキング、そしてネアポリス中の電話のやり取りや、その他の情報を片っ端からかき集めて書き出し、三人で吟味して一つに繋ぎ合わせていく
外で夕飯を食べ、再び調査を始めたが大した成果もなく、ミスタは寝てしまったということだ
チラ、と目をやるとフーゴが着替えを忘れているのに気がついた
仕方ないなぁ、とAは立ち上がり浴室へ向かう
浴室からは白い蒸気が立ち込めていて、フーゴの使っているシャンプーの匂いが漂ってくる
(私この匂い好きだ)
Aが初めてフーゴと出会った時もこの匂いがしていた
＿清潔感、だが少しクセになるスパイシーな香り
フーゴの性格をそのまま表しているようでAは無意識に微笑んでいた
「フーゴ、着替え忘れていたけど」
「あッ！A！あ、ありがとうそこに置いておいて下さい」
ノックをして入っていいかも聞かなかったがガチャ、と扉を開けると腰にタオルを巻いた半裸のフーゴが焦った様子でそう言った
「アンタ、その反応今さら過ぎない？いつも裸みたいな洋服着てるのに」
「裸じゃあないですよ、ちゃんとした洋服です」
「パンツだってアンタ＿私より女っぽい」
Aはあれッ、と下着を探すフーゴに持ってきた着替えの中から引き抜いた黒いTバックをヒラヒラと見せつける
それを見て顔を真っ赤にしたフーゴが返してくださいッとAの手にある下着を奪い返す
Aは面白そうにケタケタ笑うと、早く続きやるよと浴室を出ていった
(＿完全にやられた)
フーゴは着替えながら変わらないな、とAの意地悪そうな笑みを思い出して一人で笑った
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泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» 護衛チームでナランチャの絡み多数ですね！了解しました(^^) (2018年11月25日 18時) (
レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - 泡沫(ひゅーず)さん» ありがとうございます！字数制限で書けなかったのですが当方ナランチャ推しでして厚かましいのですが絡みを多くというのもリクエストに追加してもよろしいでしょうか？無理でしたら構いません！ (2018年11月25日 18時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» はしまきさん初めまして〜！ホントに勿体無いお言葉ありがとうございます！リクエスト了解です、ありがとうございます！ (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - はじめまして、こちらの作品とても楽しく読ませていただきました(^-^)もうすでに他の方が言っているのですが本当に原作を読んでいるかのようでした！もしよろしければ護衛チームと夢主の絡みがみたいのですがリクエストよろしいでしょうか？更新、がんばってください！ (2018年11月25日 17時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - nagiさん» nagiさん初めまして！ミスタホントに好きなのでカッコよく書けるように頑張ってます(笑)リクエスト了解です！(^^) (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にいみ | 作成日時：2018年11月14日 22時
