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会わせたい人 ページ3

「レディを待たせるなんて…。どんな言い訳が聞けるかしら?」

22時20分
銀の長髪をなびかせて颯爽とBARを歩く黒ずくめの男がひとり。

「“仕事”が予定より長引いたんだ。連絡はしただろう。」

それとも“仕事”の内容を聞くか?と鳥肌が立ちそうな笑みを浮かべた。

「結構。それより例の件だけど」

「そう事を急くな。会わせたいヤツが居ると言っただろう?先に紹介する。」


そう言うと、ジンはどこかに電話を1本入れた。

「入って来い。突き当たりの左のテーブルだ」

電話を切った数秒後、不敵な笑みを携えている目の前の男越しに 細身なスーツを着こなす3人の男性が入口から歩み寄って来るのが見えた。


「ひとりじゃないのね。」

全員アジア系の顔をしている。
ひとりは日本人だろうがあとの2人はおそらく日本人と外国人…ヨーロッパ系統のハーフだろう。

テーブルの近くまでやってきた彼らをにこやかに迎える。

「貴女がかの有名な情報屋、魅惑のアドラー…」
「お会いできて光栄です」

褐色にブロンドの彼が私の手を取って軽く口付けた。

「どうも、こんばんは」

にこり、と微笑んでジンに話を向ける。

「で、こちらの殿方たちは?」

「新しくコードネームを持つ奴らだ。まだ正式に与えられたわけじゃねぇが、大方既に決まっている。このブロンドヘアがバーボン、隣の長髪がライ、その奥がスコッチだ」

「あら、ウィスキー・トリオね。よろしく」

真ん中の長髪の彼、ライ以外はにこやかに微笑んでいるが、3人それぞれの顔には見覚えがあり、うち1人に関しては、面識があった。


それは以前たまたま会った事があるだとかそんな偶然ではない。


私が彼らを見たのは、









パソコンの画面の中だ。

“彼”→←何時もの



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よしのん - すごい好きです。応援してます! (2022年4月19日 12時) (レス) @page32 id: e3b8c03485 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白いです!続き待ってます!! (2022年4月18日 19時) (レス) id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいすな - 夢主のキャラ大好きです。新人との関係気になります! (2019年2月16日 22時) (レス) id: a004368014 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者A | 作者ホームページ:https://plus.fm-p.jp/u/zero1632  
作成日時:2018年12月26日 7時

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