423話 ゼロの執行人 ページ24
《探査機から切り離されたカプセルは、隕石のように落下するだけ!つまり、大気圏突入前のわずかな時間しか軌道のコントロールが出来ません!》
その間に、なんとかしてはくちょうの軌道を修正しなければ…!
《しかも、メモリーの修正ができないそうです!地上局から探査機へ送る信号は、特定のコードで暗号化されているのですが、そのコードが一致しないと…》
『それって、そのコードを犯人が変えたってこと…!?』
「ああ。NAZUに不正アクセスして探査機の軌道を変えたときに…!」
「変更したコードを聞き出さないと…!」
「そのために協力者になって欲しい」
零さんは上着のポケットから小さな何かを取り出した。
それは、以前コナンが風見さんに仕掛けた、ボタン型のシール盗聴器だった。
「こんな凄いものを開発する博士に」
「何をするの…!?」
「死んだ人間を、蘇らせるのさ」
その言葉に、作戦の意図が読めた。
『…羽場二三一』
俺の呟きに、コナンが反応した。
「羽場さん…?どういうこと?」
『彼は死んでないんだよ。俺たち公安は、隠蔽のために死を偽装することもある。そういうことさ』
零さんの代わりに答えると、コナンは戸惑っていたようだが時間がないと判断し、すぐに博士に連絡を入れた。
「A、頼めるか」
渡された番号に、俺は一つ頷いた。
その番号を入力し、彼――羽場に連絡を取った。
今から言う場所に向かって欲しい、と事情を説明しながら。
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096 - いおりさん» コメントありがとうございます!人生の楽しみだなんて、嬉しい限りです!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!! (2019年8月10日 19時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 黒瀬くんと降谷さんの日常を見てニヤニヤしてます。この物語は今や、私の人生の楽しみになっています。こんな物語を書ける096さんはすごいですね。これからもお体にお気をつけて、更新頑張ってください。 (2019年8月9日 23時) (レス) id: 50154c1ba9 (このIDを非表示/違反報告)
096 - basuke07さん» コメントとリクエストありがとうございます!ずっと読んでいただけて嬉しいです!それも面白そうですね…!ぜひ機会がありましたら構想を練って書いてみたいと思います! (2019年8月6日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
basuke07(プロフ) - 一番最初から今までずっと読んでますとても面白いですリクエストみたいなものなんですが夢主さんがまた警察の公安になる番外編的なものを作って欲しいです (2019年8月6日 19時) (レス) id: 7f07f3e8a0 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 裕さん» コメントありがとうございます!長いのに、ここまで読んでくれたのですね…!お疲れ様です!これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2019年7月20日 22時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2019年7月13日 14時