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391話 ページ42

『…気をつけてね』

「……何か、あるのか?」


俺の様子に気づいて、眉を寄せる零さん。



ああ、だめだ。
勘付かせてしまっては…。



『零さん、働きすぎだからさ。過労で倒れないか心配なんだよ』

「そんなに柔じゃないさ。ほら、中に入るぞ。朝食を作る」


手を引かれて、家の中に戻された。


朝から楽しそうにフランベをする零さんの後姿を見つめたあと、ニュースに目を移す。



ニュースは東京サミットと、人工衛星のはくちょうが帰還するという話題で持ちきりだ。



『東京サミットの当日は、警備するんだっけ?』

「ああ。アメリカやイギリスなどの主要国の首脳や要人が集まる重要な場だからな。テロの可能性も少なくない」



テロ…か。
テロが起きてしまうのか…?

それとも、また組織が絡んでくるか?
銃撃戦はもうご免なんだが…。



豪勢な朝食が並べられ、向かい合って食べる。




「…何かあったら」


零さんが箸をとめて、俺を見た。



『ん?』

「…何かあったら、協力者になってくれるか?」

『…それは、公安警察の協力者?』

「…お前を番号で管理なんてしないさ。降谷零専属の、個人の協力者だ」



公安警察は、情報を得るために一般人から協力者を作る。
その協力者は番号で管理され、すべてゼロに報告される。




『…わかった。貴方の力になれるなら、協力者になる』




零さんが望むなら、俺はなんでもするって決めたから。



392話 ゼロの執行人→←390話



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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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096 - 柳さん» いえいえ!こちらこそありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2019年7月13日 14時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 096さん» なるほど、説明ありがとうございました!これからも頑張ってください (2019年7月12日 6時) (レス) id: 6c07f7b951 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 柳さん» 現生は、少し乱暴な現金の類語で、生の現金という意味です…!紛らわしい書き方をして申し訳ありません…!ご意見ありがとうございます! (2019年7月11日 22時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 397話の「い、一回払い…しかも現生かい…」のところ、「現金」ではないでしょうか…?間違っていたら申し訳ございません (2019年7月10日 23時) (レス) id: 6c07f7b951 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 花奏さん» コメントとお祝いのお言葉ありがとうございます!内容をお褒め頂き、とても嬉しいです…!!お気遣いもありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2019年7月6日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:096 | 作成日時:2019年6月16日 21時

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