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790話 紺青の拳 ページ41

「いた!新一!」


蘭が新一の名を呼んでこちらに駆け寄ってきた。

コナンは慌てふためくが、もう遅い。



「もう、すぐどっかいっちゃうんだか…ら……」



蘭とコナンの目が合う。


蘭は目を見開いてコナンを凝視した。




「ガ、ガキンチョじゃない!どうしてここにいんの!?って、え!?それに、黒瀬さんも!」


園子が俺とコナンを交互に見つめる。

コナンは一応、キッドによって変装を施されているが、俺はいつもの姿のままだ。




「コナン、くん…?」



蘭に顔を覗きこまれ、コナンは慌ててキッドが持つスーツケースの後ろに隠れた。




「な?びっくりだろ?こいつ、ここの子供らしいぜ。で、偶然そこでAさんに会ってよ。シンガポールでの用事が終わって、観光中だったらしいぜ」



いけしゃあしゃあと嘘をつくキッドをジロッと睨む。


しかもちゃっかり名前呼びだ。

確かに新一は修学旅行のとき俺を下の名前で呼んでいたけど、いつ気づいたんだ?
コナンが下の名前で俺を呼んでいるからか?





「そ、そうなの?それにしてもよく似てるわね…」


蘭も園子もすっかりその嘘を信じたようだ。




「でも、黒瀬さん誘ったとき行けないって…」

『ああ、そうだったんですけど…、実は以前留学していた国がシンガポールで、そこでお世話になった人達に久しぶりに会わないかと誘われまして…。その用事も済んだので、せっかくなので皆さんに合流しようかと…新一くんには話していたんですよ。…ね?』



とりあえず今は、キッドの策に乗ることにした。
余計なことは出来ないし。




「ああ、オメーらがびっくりすると思ってよ」

「じゃあ、一緒にシンガポール満喫できて、真さんのことも紹介できるんですね!」



嬉しそうに俺の手を握る園子に笑みを返した。




とりあえず今は、この子たちと行動を共にするのが妥当だろう。





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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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096 - ロマンス細胞さん» いえいえ!こちらこそこめんとありがとうございました!告白もありがとうございます(笑) (2020年2月13日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 096さん» 返信ありがとうございました!(´;ω;`)めっちゃ好きです←(突然) (2020年2月12日 22時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - ロマンス細胞さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2020年2月12日 21時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 最高です。これからも頑張ってください!!楽しみに読んでます。 (2020年2月12日 20時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 赤の他人さん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張りますね! (2020年2月10日 20時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:096 | 作成日時:2020年1月20日 21時

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