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750話 ページ1

『…俺はね、この世界の均衡を崩さないように最善の注意を払ってきた。その中で、自分のやりたいこと、やらなければならないことを見つけた。そのために、これからまたキッドに関わることも多いと思う。でも、彼に害が及ばないようにはする。もっとも…俺が関わりたくなくても向こうから関わってくるんだけどね』


隠しても意味がないのだろうと自分の意思を伝えると、小泉は呆気に取られたようだ。



「…貴方の存在は、前々から感じてはいたのよ。キッドに近づく、この世のものではない何か」

『あの、その言い方、俺が死んでるみたいだからやめてくれる?』


あながち間違ってはいないんだろうけど。




「貴方がただの心理カウンセラーでもないことも分かるわ。それと、もうひとりも。でもま…嘘は言っていないようだし、これ以上詮索はしないであげる」


快斗の言っていた通り、話せば分かる人のようでよかった。




「でも、気をつけなさい」

『え』

「これは邪神、ルシュファーからのお告げよ。“月の光が届かない新月の夜、真実を告げた者はその身を地へ落される”」




邪神。
ルシュファー。
お告げ。

――…いろいろ情報が多くて頭が追いつかない。






「それじゃあ、私はこれで。さよなら、黒瀬先生」



黒い髪を靡かせて、小泉はカウンセリングルームを出て行った。



彼女の気配から、魔女というのは本当なんだろう。
そして嘘も言っていない。


でも、…信じるにはオカルトがすぎる…。


お告げって、今回の任務に関係があることなのか…?




『……帰ろ』


とりあえず情報を持ち帰って、零さんと話し合って整理だ。




751話→



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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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096 - ロマンス細胞さん» いえいえ!こちらこそこめんとありがとうございました!告白もありがとうございます(笑) (2020年2月13日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 096さん» 返信ありがとうございました!(´;ω;`)めっちゃ好きです←(突然) (2020年2月12日 22時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - ロマンス細胞さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります! (2020年2月12日 21時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
ロマンス細胞(プロフ) - 最高です。これからも頑張ってください!!楽しみに読んでます。 (2020年2月12日 20時) (レス) id: 3aaa867c85 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 赤の他人さん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるように頑張りますね! (2020年2月10日 20時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:096 | 作成日時:2020年1月20日 21時

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