4＊シェリー ページ5
Aside
歩美「お姉さん！また明日！」
ポアロの前で皆と別れた後、私は白いスマホを取り出した。
数回のコールの後、不機嫌な声が聞こえた。
ハーゼ『…おっせぇよ。ガキどもと接触出来たのか？』
A「もう忘れたの？」
私は辺りを気にしながら訊ねる。
ハーゼ『あー……悪い、姉さん』
A「分かればいいのよ。子どもたちとは会えたよ…ちゃんと、彼女に伝えた」
私はそう言いながら、数分前の出来事を思い出す。
帰り際、灰原哀ちゃんに近づき、こっそり耳打ちした。
シェリー、？って。
ハーゼ『ハッ、驚いてただろ。そのシェリーって奴』
A「もちろん、綺麗な目を見開いてね…。そんな事より、作戦開始するよ」
ハーゼ『分かった。アパートで待ってる』
ハーゼはそう言うと、一方的に切った。
A「っゔ……アイツ、私の耳、知っててやってるでしょ…」
＊＊＊＊＊＊
米花町のとあるアパート。
その2階に私たちは身を隠している。
玄関を開けると、リビングでハーゼが寝っ転がっていた。
ハーゼ「待ちくたびれたぜ…。暴れるのはまだか？」
A「待って、暴れるのはもう少し後だよ。相手はシェリー、そして裏切り者。頭が切れる人たちだから、慎重に行かないと」
ハーゼ「はぁー、頭脳派はお固いこった」
ハーゼは大きく伸びをして寝返りを打つ。
A「……そんなに暴れたい？」
ハーゼ「っ、ああ！早くこの手を赤く染めたいんだよ！！」
私は少し考えた後、いい事を思いついた。
A「…なら、好きに暴れていいよ。ただし！」
私は起き上がったハーゼの目の前に、人差し指を突き出した。
A「エリアは……帝丹小学校の校区内」
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真竜(プロフ) - 青澄＊aosumiさん» 青澄さん、コメントありがとうございます！これからも、更新楽しみにしてくださると嬉しいです！ (2022年5月5日 20時) (
レス) id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
青澄＊aosumi(プロフ) - めちゃめちゃおもしろい！楽しみにまっています(*^^*) (2022年5月3日 10時) (レス) @page20 id: e0d9ff93bf (このIDを非表示/違反報告)
真竜(プロフ) - アリスさん» アリスさん、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していきます！！ (2022年4月23日 23時) (レス) @page1 id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても面白いです！高評価が1回しか押せないのが悲しい... (2022年4月23日 19時) (レス) @page7 id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真竜 | 作成日時：2022年4月22日 22時
