9＊児童誘拐事件�� ページ11
Aside
A「…おかしいなぁ」
ハーゼ「何がだよ」
A「ちゃんと子どもたちにシェリーって伝えたのに…記事には、エリーになってる」
まぁ、所詮は子どもだしな。
パニックだっただろうし、発音良くsherryって言っちゃったし。
A「ま、作戦通りだからいいけど」
ハーゼ「で？作戦その１って何だよ。俺にも教えろ」
ハーゼはボーッとニュースを眺める。
ジィ
ん？何、今の音…。
ハーゼ「おい」
A「あ、うん。……まずは、日頃から子どもたちの近くにいても怪しまれない環境を作る事。そして、シェリーにだけは危機感を持たせ、正常な判断を鈍らせる。そこを…」
私はそこまで言うと、ハーゼを横目に見た。
ハーゼは察したのか、ハッと鼻で笑う。
ハーゼ「そこを…俺が殺す、と」
ジィ
A「っ、……殺すのはなし。ジンはシェリーに会いたがってる。殺したら、殺されるのはアンタだよ」
ハーゼ「へーへー。とにかく、俺はまた別の手口で暴れればいいんだろ」
ジィ
A「……でもっ、作戦は難航してる」
私は、床に無造作に置かれたハーゼの上着を睨みながら、呟く。
ハーゼ「は？、お前さっき、作戦通りだって」
A「"今のところ"はね……。でも私、"シェリー本人には会ってない"し」
ハーゼ「はあ？！会ってないだぁ？！じゃあ、この前耳打ちしたガキは！」
A「あれは…あの子が、頭が切れる子だからよ。シェリーはきっと……子どもたちと交流して……外部の情報を握ってるはず…それに、あの女の子は、阿笠博士っていう発明家と住んでる…。ま、手当たり次第、シェリーって言って、反応を見てるだけ」
ハーゼは首を傾げながら、適当に頷く。
ハーゼ「それじゃっ、23時にもなった事だし…暴れてくる。邪魔すんなよ、場所はっ」
A「もちろんっ、早く行ったら？」
私はハーゼの言葉を遮り、部屋の外へ追いやった。
1人になったと分かると、私はハーゼの上着のポケットを探った。
何やら硬いものが指先に当たり、私はそれが何かを確かめずに、指の腹と腹で潰した。
バキッと硬いものが割れる音がした。
改めて、その姿を確認する。
A「やっぱり…盗聴器…コナンくん、かな？」
私は冷や汗をかきながらも、どこか笑っていた。
・
降谷「ッチ…気づかれたか」
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真竜(プロフ) - 青澄＊aosumiさん» 青澄さん、コメントありがとうございます！これからも、更新楽しみにしてくださると嬉しいです！ (2022年5月5日 20時) (
レス) id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
青澄＊aosumi(プロフ) - めちゃめちゃおもしろい！楽しみにまっています(*^^*) (2022年5月3日 10時) (レス) @page20 id: e0d9ff93bf (このIDを非表示/違反報告)
真竜(プロフ) - アリスさん» アリスさん、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していきます！！ (2022年4月23日 23時) (レス) @page1 id: c82119363b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても面白いです！高評価が1回しか押せないのが悲しい... (2022年4月23日 19時) (レス) @page7 id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真竜 | 作成日時：2022年4月22日 22時
