1ヶ月契約

忙しい私 ページ10

貴方side

西｢A、これどう思う？｣

梅原くんと言い合ってるとこうちゃんに呼ばれる。

｢どれ？！｣

自分でもわかる。目を輝かせてこうちゃんの元に飛んでく。

これ。って見せられたのは洋服の写真。


西｢これとこれ、どっちがいいかな｣

｢ん〜こっちの方がこうちゃんっぽいけど、こっち着てるこうちゃんも見てみたいかな。絶対…｣

西｢絶対？｣

｢か、かっこいい、と思う……｣

梅｢……｣

西｢ほんと？じゃあこっちにしよ〜｣



なんか、すごい恥ずかしい……

ヨシキはヒューヒューって茶化してくるし、
こうちゃんはどういう気持ちで言ったのか分からないし、うぅ、、、恥ずかしい……


こうちゃんはその後もこれはこれは？って写真を見せてきてどれがいい？って聞いてくる。


こっち？って答えると
かっこよく見えるかな？かっこいいかな？って聞いてきてうんって答えさせられる。

ねぇ、期待しちゃうよ？






なんてね。お兄ちゃんが私の事妹としてしか見てないのなんて分かってる。



梅｢…ねぇ、A、今日も(・)家、行ってもいい？｣

こうちゃんと話してる時、そこに入ってきた梅原くん。

｢……は｣

西｢も？｣

中｢え、もしかして2人って｣

｢違うから！ちょっと来ようか梅原くん。｣




このままだと何を言い出すか分からないから部屋から引っ張り出した。



｢なんでああいうこと言うの？ただでさえこうちゃんの前なのに！私が誰も家にあげたことないって知ってるのに！｣

言い終わって気づいた。
そういえば梅原くんは私のこと応援してくれてるわけじゃなかったんだ。それどころか『惚れさせてやるよ』(脳内リピートのため多少の美化あり。)って言われたんだった……

梅｢だってずっと西山とイチャイチャしてるんだもん
邪魔したくなるじゃん？｣

……なんか、ここまでハッキリ言われると逆に清々しいわ。

｢はぁ……付き合ってるとか絶対言わないでよ。
もし言ったら共演NG出すから｣

梅｢西山と？｣

｢ばか！あんたとに決まってんでしょ｣

梅｢うへぇ、こわ。｣

｢わかった？分かったら返事！｣

梅｢わーったよ。てか俺お前と結婚したらしりにひかれそう｣

｢結婚しないから。早く戻るよ。｣

梅｢つめてーの。ねぇねぇ｣

梅原くんってこんなにしつこかったっけ。
ねぇねぇって言いながら後ろから抱きついてきた。

｢ちょっ、だからやめてって…あ、｣

梅｢？｣

西｢梅ちゃんと…A？何してんの？｣



修羅場です。

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