僕と幸せになりませんか？【赤】

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結局あの後 、Aが待ってるなら早く帰った方がいいと言われて元々のスケジュールの時間通りに帰宅








重「 ただいま … 」




「 あれ？ おかえり 、早かったね 」




重「 ん 、まあ 」









バタバタと机にある物を片付けて



ご飯の準備に取り掛かるA









重「 … なあ 、これどうしたん？ 」





「 え？ あ … なんでもないよ 、」





重「 なんでもない訳無いやん 、答えて？ 」









見えてしもうた 、昨日までは無かったアザ




ついさっき付けられたような新しくて痛々しいもの









重「 なあ！ … 会ったん？ 彼氏に 」





「 … 自分から会いに行ったの 、来た訳じゃない 」





重「 なんで？ そんなに彼氏のこと好きなん？ 」









Aに当たるのは検討違いな事くらい分かる




けど 、Aが傷つけられるんは嫌やねん




それを黙ってみるのも 、他の男にAを守らせるのも









重「 … なんで 」




「 だって 、」









どんなに暴力振るわれても 、そいつが好きやから？




俺が入る隙間も無いくらい 、そいつが好きやから？









だって 、の後が聞きたくなくて



自分の胸にAの口を押し当てた









こんな気持ち初めてで 、自分でもよう分からんねん









重「 … なあ 、俺じゃアカンの？ 」





「 しげ 、？ 」





重「 俺が 、俺が笑わせたるから … 」















それが例え自己満足だとしても



俺の仕事じゃなくても









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