君と一緒なら。

34話.. ページ34

那須side
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北斗くんに来て貰っちゃってから数分がたった時だった。
北斗くんの様子が明らかにおかしくなったのは。







那須『北斗…くん、、大丈夫ですか…？』

北斗｢えっ？あぁ、大丈夫。｣







大丈夫って言ってるけど、息が上がってきてる。
それに顔もほんのり赤い気が…








那須『でも顔少し赤いですよ…？』

北斗｢…えっ？｣







俺の言葉を聞いて、慌てた様子で楽屋の鏡を見に行く北斗くん。

鏡を見て、慌てたように言った。









北斗｢まずい…誘発されて、発 情しかかってる…｣

那須『そんなことあるんですか！？』

北斗｢稀に、フェロモンが似てるとあるらしいけど…俺の発 情期は周期的にまだだったからって、油断しすぎた…｣








それから少し経つとブワッとフェロモンが広がる。

同じΩの俺でも強いと感じるんだから、きっとαの人は勿論、βの人だってこのフェロモンを浴びたらかなりやばいはず…









北斗｢那須…ごめ、薬…取って…っ｣







北斗くんの潤んだ瞳が向けられて、ドキッとしてしまう。
普段から色気がすごいのに…発 情となると本当に尋常じゃない…







北斗｢…那須？｣

那須『…あっ、はい！これですよね』







薬のカプセルを差し出すと、
急いで口に含み、ペットボトルの水を飲み込んだ。

口から水が少し垂れていて、それがまた…Ωの俺でも襲いそうになるほどだった。


さすがに抑えられはするけど…






北斗くんは、こんなに強いフェロモンを


今まで1人で耐えてきたの…？









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