君と一緒なら。

33話.. ページ33

北斗side
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発 情期は治まったものの、やっぱりこの部屋、多分だけどフェロモン充満してるよな…


薬に集中しすぎて匂い消しの香水忘れてきちゃったし…どうするか…









那須｢すみません、本当に…｣

北斗『いいよ別に。』







と、いきなりドアをノックする音が聞こえた。
えっ、ここって使われてない楽屋だよな…？







北斗『那須、絶対しゃべんなよ』





ｺｸﾘ と1度頷いたのをみて、返事を返す。









北斗『すみません、開けないでください』




すると、聞き覚えのある声が帰ってきた。




ジェ｢ほくとー？俺だけどさ、なんかあったー？｣






まずい、ジェシーはαだ。
今このフェロモンの充満した部屋に入れるわけにはいかない。


…てかあいつ、鼻よすぎじゃないか？
多分フェロモンで追ってきたよな…
分からないけど。





北斗『あ、ジェシーか笑…いや、なんもないよ』

ジェ｢じゃあ開けてよー｣

北斗『だめー』

ジェ｢えー、じゃあ一緒にレッスンいこー、休憩終わったよー｣

北斗『遅れていくって言っといてー』

ジェ｢分かったー｣








どうやら諦めたみたいだった。
声だけでもわかる拗ね具合に、可愛いなって思いながらも少し笑う。









那須｢あの…ジェシーくんは知ってるんですか？｣

北斗『ん、あぁ。知ってるよ。』

那須｢そうなんですね…｣

北斗『那須も、もっと慣れたら話しても、いいかもな。』


那須｢じゃあ早く慣れないとですね笑｣

北斗『そうだな』









まぁ、誰でもメンバーに
嘘はついてたくないよな。









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